[目次][前ページ][次ページ][OHP][質疑応答]
(2/7)

2. 計算機システム

 原研が保有する計算機システムについて述べる。

2.1 構成

 原研の各研究所に配置されている計算機の一覧を表2.1に示す。

表2.1 原研における計算機システム(平成11年8月現在)

2.2 スペック

 各計算機におけるスペックを表2.2に示す。

表2.2 各計算機のスペック


ここをクリックすると拡大されます

2.3 運用

 ここでは主にコード作成、コード実行及び高速化作業が行われる東海研究所のVPP500/42、およびVPP500増設部の運用について述べる。シングルジョブ、並列ジョブ共にNQSによるバッチ処理方式で運用している。プログラムの作成、修正、ジョブの投入等はVPP500、VPP500増設部のフロントエンドマシンであるGSPによって行っている。コードの実行はすべてバックエンドマシンであるVPP500、またはVPP500増設部で行う。
 バッチジョブは、使用する計算資源(CPU、メモリ、PE数)によってキュークラスが設定されている。ユーザはこれらの要素でジョブを投入するクラスを決定する。
 また、一人の利用者が計算機を占有しないよう、各キュークラスには"重み"が設定されている。利用者は重みの合計がある一定の値までならば、自由にキュークラス選んでジョブを投入することができる。なお並列クラスについては、申請があれば設定クラス以上のPEを使用できることになっている。

2.4 利用状況

 東海研究所における平成10年度の利用状況を表2.3に示す。

表2.3 原研大型計算機システムの利用状況(平成10年度)


[目次][前ページ][次ページ][OHP][質疑応答]