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5.WWSiteシリーズの課題と今後の計画

 WWSiteシリーズ及び関連する機能について、課題と今後の取り組みを述べる。

5.1 WWSite JE

 JEは、プログラム開発に必要最小限の機能を提供してきたが、ユーザから「JEでプログラムのデバッグや性能解析を行ないたい」という要望があがっている。そのため、以下の機能を提供していく予定である。
(1)デバッグ機能
 プログラムをリアルタイムにデバッグする。
(2)解析機能
 プログラムのチューニングを支援する解析機能をサポートする。
 また、ユーザ自身に使用する計算機を意識させない、すなわち、ユーザがプログラムを指定するだけで、JEが空いている計算サーバを自動的に選択し、そこでの実行結果を返すような仕組みも考えていく予定である。

5.2 WWSite SC

(1)負荷分散ログイン機能
 SC/Vが収集するCPU使用状況をもとに、VPP内の負荷の低いPEを自動的に選択してログイン(telnet相当)する機能を計画している。
(2)ログ解析機能
 性能ログ、システムメッセージログ等のログを簡易に解析したり、定型パターン的な処理を自動化したりして運用操作性を向上させることが必要と考えている。

5.3 WWSite PM

(1)カスタマイズ機能
 WWSite PMのカスタマイズ機能により、WWSite PMのメニューから顧客(ユーザ)の作成したWebベースのシステムを呼び出すことができる。メニューをカスタマイズすることにより、顧客固有機能との連携し、WWSite シリーズの各製品と同じようなビューで実行させることができる。
(2)ネットワークセキュリティ
 共同利用センタのセキュリティレベルはますます高く厳しくなってきている。このためファイアウォールが介在する場合でも、セキュリティを損なうことなく通信する仕組みを検討している。ただし、使い勝手や操作性が下がらないようにしなければならない。Javaの利用とあわせて、ファイアウオールの設定にセキュリティホールができないような実現手段を検討することが必要である。


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