1. 活動方針
超高速で大規模シミュレーションのためのスーパーコンピュータの開発、特定のアルゴリズムのための専用計算機の開発、パーソナルコンピュータの著しい性能向上、グリッドコンピューティングの可能性等、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)を取り巻く計算環境は多様化しつつある。一方、ソフトウエア、計算モデルの観点からもミクロ現象とマクロ現象を接続するマルチスケールモデリング、異なる物理法則を接続するマルチフィジックスモデリング、いままではHPCの対象とはならなかった金融、交通、災害等の複雑な現象のモデリング等の発展により、大規模数値シミュレーション技術、可視化技術等を通じてリアルに現象を再現することが行われつつある。
今回はHPCフォーラムとして、この様に多面的に変化するHPC計算環境を見据えて、今後のHPCアプリケーションの新たな方向性を探ることを目指して議論する。
2. 活動内容
(1)メインテーマ : HPCアプリの新たな領域
(2)具体的な内容:
- 招待講演(候補)
- 第一候補) HPC全般 --- Dr. Horst Simon, NERSC, Lawrence Berkeley National Laboratory
- 第二候補) 創薬 --- Dr. Pang, Mayo Clinic, Minnesota
- 第三候補) 天文物理 --- Dr. Piet Hut, IAS Princeton
- 一般報告(候補)
- マルチスケール(メソマクロ) --- 増渕先生(名古屋大学)
- 細胞シミュレーション --- 富田先生(慶応大)
- 金融物理 --- 高安先生(ソニー)
- 天文シミュレーション --- 国立天文台
- 交通シミュレーション
- 災害シミュレーション
- 富士通報告(候補)
3. 進め方
- 開催回数 : 年1回
- 開催時期 : 10月 3(金) (東京)
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