1. 活動方針
ギガビットのネットワーク環境の構築が進められる中、Gridは現在スーパーコンピューティングの世界で最も重要なキーワードである。この技術は、地理的に分散されているコンピュータ、データ、実験施設、可視化施設等をネットワークにより結合することによって、大規模な応用の実現、データの共有等を目指すものである。特に異なる種類の計算機、施設等が分散して存在しているネットワーク環境におけるメタコンピューティング技術の確立は、今後HPCアプリケーションにも大きな影響を及ぼすものと予想される。しかし現在アプリケーションのレベルにおいては、例え高速のネットワークが実現されたとしても通信のレイテンシの問題を如何に克服するかが重要な課題である。今回のHPCミーティングでは物質、材料、生体等様々な分野においてGridコンピューティングを試みている方の講演を中心にして、今後のHPCアプリケーションにおけるGridの将来について議論する。
2. 活動内容
(1)メインテーマ : Gridへ向けてのHPCアプリケーション
(2)具体的な内容:
- 開催趣旨
- 富士通役員挨拶
- 招待講演(候補)
- データGrid -------- Jim Gray, Microsoft Inc. S.F. "Virtual Observatory System"
- ※一般報告の2)とカップリングで
- 一般報告(候補)
- 〜スーパーSINETを利用したGridを中心に〜
- 天文学Grid ------- 国立天文台
- ナノGrid ----------- 岡崎機構)青柳氏
- バイオGrid -------- 遺伝研)館野氏
- Grid基盤技術 --- 産総研Grid研究センター)関口氏
- 〜以下今年度導入大規模マシン情報〜
- 地球シミュレータ)横川氏
- 航技研NWT2
- 富士通報告(候補)
- HPC製品ロードマップ、性能評価、今後の展望など
- 総合討論 : 全体を通しての質疑応答
- まとめ
- リサーチ・エキジビット : 会員の研究内容の紹介
3. 進め方
- 開催回数 : 年1回
- 開催時期 : 10月31日(木)〜11月1日(金) [合同分科会と連続共催]
- 開催場所 : 未定
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