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新たな計算機利用環境においては、利用する計算機の選択肢が増えたことで、それぞれの計算機の利用方法やアプリケーション、データの位置など、覚えることが増加しました。その結果手順が煩雑になり、人が介入する部分で時間がかかる、ミスによる手戻りの発生、移動データにかかる時間の確保などにより、「計算機リソースは増えたが、結果的に目的とする結果が得られるまでのスループット時間が長くなる」というような事態が発生するようになりました。また、ジョブを投入しようとしたら、実行するシステムが止まっていたなどということもあり、エンドユーザが全体の状況を把握することはなかなか難しい状況にあります。
そこで、リモート分散環境において、どうしたら無駄な時間を使わずにターンアラウンドを短くしていくかという新たな課題が浮かび上がってきました。また、エンドユーザが分散されたシステムの運用状態をどのように把握するか、という課題も同時に発生してきました。

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