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さて、従来の計算機利用環境というのは、計算機センターにHPCシステムが1〜2台設置されており、エンドユーザはそれらのシステムを共有して利用する使い方が一般的でした。すなわち、センターが中心となって利用者がそれを使いにいくという形式です。このような環境下においては、1台のシステムを如何に効率よく利用していくかということを考え、ミドルウェアやツールを揃えていく必要がありました。例えば、ここで挙げているローカルスケジューラや高速ファイルシステム、課金情報や統計情報の採取用ツール、システム資源監視用ツール、プログラム開発環境などがそれにあたります。これらの機能は今後もローカル環境を効率よく使用するという点では残っていきますが、これからお話ししますが利用環境の変化により、さらに上位の機能が必要になってくると予想されます。

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