News Letter「ドメイン名と紛争処理の現状」(9/17)

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紛争処理統計ということで、ICANNのwebサイトに最新の統計が掲載されている。 実際に紛争件数が何件あり(紛争件数)、紛争の対象になっているドメイン名件数が何件あり、紛争のステ−タスはどうなっているのかと云うことが記載されている。 ここで紛争の件数とドメイン名の件数が違う数になっているのは、申し立てをする側が複数のドメイン名を申し立てる場合があるということ。 サイバースクワッティングする側もある商標に対してある会社が持っている複数の商標なり、会社名を先取りしているパターンがあるので、こういう場合、申し立てる側もドメイン名をまとめて申し立てるという形になっている。ただし、あくまでも申し立てる相手は一社のみである。 つまり自分がサイバースクワッティングされているドメイン名が複数あり、それぞれ別の人がサイバースクワッティングしているといった状況の場合には、相手方それぞれに対して申し立てを挙げなければいけない。 ここで複数挙げられているのは、あくまでもひとりのサイバースクワッターが複数のドメイン名を不正に登録し、それに対して訴える側もその複数のドメイン名を申し立てる形の場合である。
 

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