司会:水本好彦(国立天文台天文学データ解析計算センター) |
13:30〜13:40 |
開催趣旨/挨拶
上島 豊 (日本原子力研究開発機構) |
13:40〜14:25
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- (1)マルチベンダー環境の運用事例 その1
理化学研究所 姫野龍太郎
現在、一社の製品だけではスパコンやネットワークなど大きなシステムは構築しにくい。それ故必然的にマルチベンダー環境を余儀なくされる。マルチベンダーの場合、最も不安が募るのは不具合が発生したときの切り分けや対処の仕方であろう。対応体制の構築を誤ると対応の遅れや、責任所在の不明確なまま、ユーザーに迷惑をかけることとなる。
理研では、スパコンのシステムやサーバーやネットワークなど、マルチベンダー体制をとっている。過去の失敗を踏まえ、現在どのように運用しているかを紹介する。
[キーワード] マルチベンダー、運用、責任体制、切り分け、大規模システム
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14:25〜15:10
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- (2)マルチベンダー環境の運用事例 その2
北陸先端科学技術大学院大学 松澤 照男
学内ネットワークおよびそれに接続された情報機器を情報環境と呼ぶ。情報環境の主システムではなく、一部として計算サーバCray XT-3(360 CPU, 2.88TB)、SGI Altix3700(128 CPU, 768GB)、Sun Fire 15K(32CPU, 32GB)、Fujitsu VPP 5000(2CPU,28GB)などが導入されている。それぞれ特徴のあるシステムであり、本学での導入のコンセプトおよびそれに伴う運用の考え方と実績などを報告したい。
[キーワード] 情報環境、計算サーバ、並列計算機群、導入、運用
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15:10〜15:25 |
休憩 |
司会:池尾一穂(国立遺伝学研究所) |
15:25〜16:05
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- (3)HPC2500の性能測定と運用事例
名古屋大学情報連携基盤センター 永井 亨
名古屋大学情報連携基盤センターでは今年3月にHPC2500(24ノード)を導入した。いくつかのプログラムをもちいた性能測定結果を旧システムのVPP5000/64と比較しながら紹介する。また、ベクトル並列計算機からスカラ並列計算機に移行したことによる運用面での変化について述べる。
[キーワード] スカラ並列計算機、性能、運用、スーパーコンピュータ
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16:05〜17:40
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- (4-1)PRIMEQUEST-HPC(仮称)ハードウェアについて
(4-2)PRIMEQUEST-HPC(仮称)のソフトウェアについて
富士通(株) サーバシステム事業本部 石畑 宏明
富士通(株) ソフトウェア事業本部 青木 正樹
【ハードウェア】
富士通の次世代HPCシステム:PRIMEQUEST-HPC(仮称)では、インテル社のIPF(Itanium Processor Family)をCPUとして採用し、高性能・高信頼を実現する。PRIMEQUEST-HPCのノードは、64CPUまでのスケーラビリティを持ち、それらを結合する高性能インタコネクトは、高バンド幅・低レイテンシのノード間通信を可能にする。本文では、PRIMEQUEST-HPCの技術・特徴について述べる。
【ソフトウェア】
PRIMEQUEST-HPC(仮称)が持つ性能を最大限に引き出すため、当社スーパーコンピュータ「VPPシリーズ」やUNIXサーバ「PRIMEPOWER」での豊富な実績を継承した、プログラム開発環境や実行環境をパッケージしたソフトウェア「Parallelnavi」を用意している。
本報告では、PRIMEQUEST-HPC向けに用意されたソフトウェア「Parallelnavi」を紹介し、それに加えPRIMEQUESTの基礎性能について紹介する。
[キーワード] IPF, SMP, HPCソフトウェア、コンパイラ、運用管理機能
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17:40〜17:55 |
まとめ
上島 豊 (日本原子力研究開発機構) |
17:55〜19:00 |
休憩・夕食・チェックイン |
19:00〜21:00 |
- 分科会等懇談会「PRIMEQUESTに期待すること」
[コーディネータ] 福田 正大 (宇宙航空研究開発機構)
[話 題 提 供 者] 松尾 裕一 (宇宙航空研究開発機構)
[話 題 提 供 者] 岩下 武史 (京都大学学術情報メディアセンター)
[話 題 提 供 者] 市川 真一 (富士通(株)科学ソリューション事業本部)
[話 題 提 供 者] 坂口 吉生 (富士通(株)科学ソリューション事業本部)
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