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ラージページ機能の効果の最後の例として、ストライド メモリアクセスの場合を見てみます。
これは、1000個のベクトル要素(倍精度実数)のCopyの操作で、ストライドを1から800まで1刻みで変えてみて 、処理時間を測定したものです。
ラージページ機能を使わない場合(グラクの褐色の点列)は全体傾向として処理時間が増えるのが分かります。これは主に TLBのヒットミスによります。一方、ラージページ機能を使った場合(青色の点列)は、この程度の要素数、とストライドではTLBのヒットミスの削減により、処理時間は増えていません。
なお、点列がバラついているのは、ストライドの大きさによっては、メモリのバスコンフリクトの影響を受けているためです。


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