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次にGP7000FのファイルシステムであるSafeFILEと、SafeFILEをベースにファイル共用機能をサポートしたSafeFILE/Globalについて説明する。
言うまでもなく、システムの性能や処理能力は、単にCPU性能だけではなく、ファイルシステムの性能にも大きく依存する。
Solarisの標準ファイルシステムであるUFSには等の課題がある。これらの課題を克服し、さらにHPC環境にふさわしい高速化、大規模化を実現するファイルシステムとして新たにSafeFILEの開発を決定した。開発に際しては、APIについてはUFS互換とし、UFS上の資産の単純移行(ファイルのコピーのみ)を可能としている。
- スペース不足を来した場合にはファイルシステムの再作成が必要
- 離散ブロックや間接ブロックにより、運用中にI/O性能が劣化
- fsckがファイルシステム全体をスキャンする方式であるため、ファイルシステムの拡大に伴うfsckによる復旧時間の増大
SafeFILE/Globalは近年増加しつつあるSAN(Storage Area Network)技術を実現したDiskに適合した、複数サーバでファイル共用を可能とするソフトウェアである。