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Notes:
 次にParallelWORKSの新機能である、NQSによるSMP内のCPUグループ分割機能について説明する。
 CPUのグループ分割自身はSolarisのプロセッサセット機能としてサポートされているが、これをNQSのジョブキューと対応付けることで、各CPUグループ毎に独立した柔軟なジョブ運用が可能となる。NQSキューから投入されたジョブは対応するグループに属するCPUでのみ動作するので、別のグループで動作するジョブからのCPUの干渉を防いだり、一つのジョブがシステム内のすべてのCPUを使用するような事態を防ぐことができる。
 本機能の類似機能として、GP7000Fのハードウェアのシステムパーティション機能がある。しかし、NQSによるSMP内のCPUグループ分割とシステムパーティションは以下のように全く異なる機能である。
・システムパーティションシステムボードを単位として物理的にメモリとCPUを分割。OS(Solaris)は各パーティションで個別に動作。パーティション構成の変更はファームウェアで実施。
・CPUグループ分割CPUは論理的(ソフト的)にグループ分け。メモリは分割されず各CPUで共用する。また、動作OS(Solaris)も全体で一つ。
CPUグループの構成変更はSolarisのコマンドで実施し、リブートは必要としない。


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