Scientific System研究会Home研究教育環境分科会 〜第2回会合プログラム〜
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e-Learningは教育を変えるか?−e-LearningからLearningへ−
 
1.日時2003年10月31日(金) 9:00〜12:00   /  懇談会:10月30日(木)19:30〜21:30 
 合同分科会の分科会セッションとして開催
 
2.場所新神戸オリエンタルホテル
 
3.開催趣旨  今年1月、定員割れで経営に行き詰まった大学が休校に追い込まれるというショッキングな記事が新聞に掲載された。「少子化」「大学全入時代(2009年)」「第三者評価制度の導入」等、大学を取り巻く環境の変化は厳しさを増している。この危機を好機と捉えた大学は生き残りをかけ様々な挑戦に取り組んでいる。その取り組みの一つにe-Learningがある。個性輝く大学を目指し、学生満足度を向上させようと積極的にe-Learningを取り入れ、成功した大学が出現し始めている。

 本分科会では、「e-Learningは教育を変えるか?」をメインテーマに、e-Learningへの先進的な取り組みについて事例研究を行なうとともに、e-LearningがLearningそのものとなり、教育と分かち難い存在となりうるのか議論を深め、その展望を探る。
 第2回目の今回は、「e-LearningからLearningへ」をサブテーマとして、e-Learningの将来像を探り、Learningそのものになり得るか議論を深めていきます。
 前日夜の懇談会は、「次世代のe-Learningを考える」をテーマに掲げ、議論を深めていきたいと思います。

 
4.プログラム(敬称略)
分科会:10月31日(金)
司会 : 山本企画委員
09:00〜09:10
開催趣旨
矢島企画委員(国士舘大学)
09:10〜10:00

報告:40分
Q&A:10分
<基調講演>「国境を越えるeラーニングとその質保証」
メディア教育開発センター  教授  吉田  文
キャンパスの壁をこえて拡がるeラーニングは国境を容易に越えて、地球規模で拡大している。
国籍を異にする高等教育機関がコンソーシアムを結成してeラーニングを提供する事例、高等教育需要が高まるなかで高等教育機会を十分に提供できない発展途上国を対象に、eラーニングを商品として販売する事例など、これまで想定しなかった事態が生じている。そこで問題になるのは、どのようにeラーニングの質の保証していくかということである。
グローバル化していくeラーニングの状況とその問題を論じる。
10:00〜10:50

報告:40分
Q&A:10分
「東北大学インターネットスクール」
東北大学大学院教育情報学研究部  教授  渡部 信一
東北大学インターネットスクールが、2002年4月、スタートした。最も大きな特徴は、国立大学では初めてのインターネットを利用した全研究科規模の大学院であること。5年後には大学院の講義を40%、インターネットで世界中に配信することが目標である。そして、インターネットだけで各研究科の修士号、博士号の取得も可能になる。
今回は、東北大学インターネットスクール立ち上げの実践を、その特徴と課題を中心に報告する。
10:50〜11:00
休 憩
11:00〜11:50

報告:40分
Q&A:10分
「e-ラーニング向け講演ビデオコンテンツの作成支援 −動画とスライドの同期抽出とポインティング情報抽出−」
(株)富士通研究所 ITメディア研究所  主管研究員  直井  聡
e-ラーニングでは、魅力あるコンテンツの作成が必要不可欠である。従来、動画とスライドの同期情報や講師のポインティング情報を手動で入力していたためコンテンツ作成が煩雑であった。本手法では、文字認識と画像マッチングにより動画とスライドを自動的に同期づけるとともに、カラー画像処理によりポインティング情報を自動抽出する。実験により本手法の有効性を確認した。
最後に、富士通研究所のe-ラーニング向け要素技術の概要も述べる。
11:50〜12:00
まとめ
矢島企画委員

分科会懇談会:10月30日(木)
司会 : 佐藤企画委員
19:30〜21:30
テーマ:次世代のe-Learningを考える

 
5.その他費用詳細,宿泊手配など
 
6.申し込み

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