Scientific System研究会Home 合同分科会2003 〜プログラム〜
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スケジュール(詳細)
参加申込み
グリッドコンピューティングを考える
SS研会員機関の方ならどなたでも参加出来ます。
 
1.日時 2003年10月29日(水) 13:00〜21:00
2003年10月30日(木) 09:00〜21:30
2003年10月31日(金) 09:00〜13:20
 
2.場所 新神戸オリエンタルホテル  10階 「真珠の間(1)」
 
3.プログラム  
(敬称略)
10月29日(水)
12:30〜13:00 受付
司会 : 鎌田弘之 (明治大学)
13:00〜13:10
会長挨拶
永安正彦 (宇宙航空研究開発機構)
13:10〜13:20
開催趣旨
松澤照男 (北陸先端科学技術大学院大学)
13:20〜14:50
特別講演
「What is GRID?」
早稲田大学 副総長 村岡洋一
 
GRID ForumにおけるGRIDの議論に加えて、日本ではビジネスグリッド開発プロジェクトなど、積極的な技術開発が進んでいます。 しかし、本当のところ、GRIDという言葉で理解しているもの、または期待している将来像については、人によって差異があると思います。 この講演では、これらも踏まえて「GRID」の姿を追ってみたいと思います。
14:50〜16:00 WG等報告
e-Learningコンテンツ生成 WG
Linux版運用支援システムWG
SS研ユーティ推進委員会
16:00〜16:20
休憩
16:20〜17:20
一般報告
「e-Learningにおける学習環境のデザイン論に向けて」
大阪大学大学院人間科学研究科 菅井勝雄

近年、新たに登場したe-Learningをめぐって、その可能性、教育学における位置づけ、今日の教育の課題と関連して学習や発達の理論、学習環境デザイン等を論じることを試みる。
 1.e-Learningの教育学における位置づけ
 2.今日の教育の課題−学習や発達の理論
 3.e-Learningの学習環境デザイン
 4.e-Learningの展望

17:20〜18:20
一般報告     IEEE SC2002 Most Efficient Use of Available Bandwidth Award 受賞
「データレゼボワールにおけるLFNの高度利用」
   東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 平木 敬

Long Fat Pipe Network(LFN)は、高レイテンシで超高バンド幅を持つ ネットワークであり、遅延時間・バンド幅積が非常に大きくなることから、バッ ファ制御、TCPウィンドウ制御、エラー制御などにおいて今までにない問題点を 現出している。遠距離研究施設間における超大型データ共有を目的としたData  Reservoirシステムは、その本質上LFNの高効率の利用が求められる。本講演で は、これまでの日米データ共有実験で得られた結果に基づいた並列TCP通信の高 効率化について述べる。      

18:30〜
懇親会受付
19:00〜21:00 懇親会   「真珠の間(2)
 
10月30日(木)
07:00〜 朝食
司会 : 松澤照男(北陸先端科学技術大学院大学)
09:00〜09:40
特別報告
「富士通のGridへの取り組み」
富士通(株) 経営執行役 棚倉由行

世界各国において、グリッドコンピューティングの実用化に向けて様々な取 り組みが開始されており、GGFにおける標準化作業の進展と相まって、次世 代のITシステムを実現するテクノロジとしてグリッドコンピューティングに 対する期待が非常に高まってきている。本講演では、富士通のグリッドコン ピューティングへの取り組みと、富士通の考える次世代ITシステムへの展望について報告する。

09:40〜11:00
話題提供
  • 大規模ハイブリッド計算利用者から  朴 泰祐(筑波大学計算物理学研究センター)
  • 大規模データ利用者から         片山伸彦(高エネルギー加速器研究機構)
  • ゲノム利用者から             宮崎 智(国立遺伝学研究所)
  • ソリューション提供者から         門岡良昌(富士通研究所ITコア研究所)
11:00〜11:15 休憩
11:15〜12:15
討論会
テーマ : グリッドへの期待

コーディネータ : 日本原子力研究所 上島 豊
パネリスト : 話題提供者
12:15〜13:20 昼食     「桐の間
司会 : 三上市藏 (関西大学)
13:20〜14:50
文化講演
「笑いの力 〜 笑いの不思議」
関西大学 名誉教授 井上 宏
日本笑い学会 会長)               

人間はなぜ笑うのであろうか。人間ほど笑いを使って生きている動物はない。にもかかわらず、笑うと身体の中で何が起こっているのかについて、これまであまり研究がなされてこなかった。医学的根拠は分からないとしても、私たちは生活の知恵として笑いの効用を心得てきた。しかし、「笑いの力」を正当に認識してきたかとなると疑問である。近年になって、笑いに対する医学的関心が高まってきて、笑いが身体内でポジティブな効果を生むという知見がいくつか明らかにされてきた。  急速に変化を遂げる現代社会は、私たちにさまざまなストレスを強いる。環境や仕事の急変、熾烈な競争、複雑化する人間関係など、中でも人間関係のこじれや崩壊は、心を痛く悩ませる。人間関係にとってコミュニケーションが大事だが、仲良くなれるコミュニケーションとはどんなコミュニケーションなのか。笑顔から始まって、互いが笑いあって笑いの感情を共有し合うことが大切だ。  人間が個体として元気に生きるためにも、仲間と仲良く生きるためにも欠かせない「笑いの力」について話してみたい。

14:50〜15:10 休憩
15:10〜18:20
分科会セッション
18:20〜19:30 夕食    「桐の間
19:30〜21:30
分科会懇談会
 
     
10月31日(金)
07:00〜 朝食
09:00〜12:00
分科会セッション
12:00〜12:20
休憩(移動含む) [喫茶、軽食をご用意します。]
司会 : 佐藤一雄(防災科学技術研究所)
12:20〜13:10
研究所報告                          NHK プロジェクトX 6/3放送
「プラズマテレビにかけた夢」
(株)富士通研究所 フェロー 篠田 傳

プラズマテレビは日本生まれの世界商品。講演者のモットーは“技術は愛”。
プラズマテレビの開発は苦節30年といわれる。モノクロPDPが1964年に発明されてから1993年に21型カラーPDPが実用されるまで、丁度30年。更に世の中に認知され始めた2001年まで10年近くかかっている。  カラーPDPは発明から米国、日本を中心に研究開発が続けられたが、実用困難と烙印を押された。一時はPDPメーカの各社は撤退、縮小を余儀なくされた。 このような環境下で、カラーPDP開発の再チャレンジは1979年に富士通研究所で始まった。 篠田はPDP研究中止の危機を感じ、カラー化が必須だと考え研究開始、そのことが夢となった。 最初に試作したパネルに“愛”の文字を出した。残っているのは“愛”と“輝”の二文字。検討開始直後に発病し、2年間闘病生活〔1981‐1983年〕。自然治癒力を発揮する漢方療法を開始し奇跡的な回復した。入院中に3電極PDPのコンセプトを作るが、研究所はPDPの開発を中止して厚木に移動した。やむなく、1983年に復帰後は事業部に転籍し一人で開発を継続したが、これは一人の部長に支えられた。工場の人たちの協力を得てカラーPDPの開発を継続した。  モノクロPDPの開発、製造技術を行う傍らで、カラーPDP実用の夢を追い続ける。 1989年に最初のカラーPDPの製品〔3色〕として株価表示用に実用化した。さらに1992年に21型のフルカラーPDPの開発に成功し、1993年に製品化。このとき、フルカラーPDPのパネル構造、電極構造、駆動法の基本技術を開発し、反射型3電極面放電技術を完成した。この技術を元にさらに、1996年に42型カラーPDPの開発に成功し、大画面壁掛けテレビ時代がはじまる。 この結果、PDP業界は息を吹き返しカラーPDPの発展は確実なものになった。

13:10〜13:20
まとめ
松澤照男 (北陸先端科学技術大学院大学)
 
5.その他 費用詳細,宿泊手配など
 
6.申し込み 10月10日(金) 10月17日(金)締切り
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