[略歴]
2021年10月 富士通株式会社コンピューティング研究所
プリンシパルリサーチャー
2016年4月 株式会社富士通研究所(現富士通株式会社)入社
2016年3月 筑波大学大学院コンピュータサイエンス専攻
博士後期課程修了
博士(工学)
[研究分野、研究テーマ]
・高性能計算環境向けシステムソフトウェア
・高速並列ファイルシステム
・ジョブスケジューラシステム
・大規模並列システムの設計・構築および運用
[所属学会、受賞歴、著書など]
・情報処理学会学会(HPC研究会運営委員)
・IEEE会員
HPCシステムの多くは投入されたタスクを順次実行するジョブスケジューラにより運用されていることから、数分で終わる処理であったとしても長時間の待機を余儀なくされることがある。この特性は、大容量化が進むAIアプリケーションをHPCシステムで動作させる際に大きな課題となっている。本講演では、富士通が開発を進めている「インタラクティブHPC」技術の解説と適用事例紹介を行う。本技術は、並列処理の時間分割実行を極めて少ない性能劣化で実現することで、インタラクティブ実行を可能にするとともにシステム全体の利用効率を向上させることができる。
HPCシステム, 効率化, ジョブスケジューラ, バッチキューシステム, タイムスライス実行