日時 |
2015年1月30日(金) 分科会 13:30-17:55 / 懇親会 18:10-19:10 |
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場所 |
汐留シティセンター 6階 富士通株式会社 プレゼンテーションルーム ※低層階用エレベーターで6階へ。1階富士通総合受付での受付は不要です。 |
参加対象 | SS研、IS研、CS研 会員機関にご所属の方 |
定員 | 100名 (予定) |
参加費 | 分科会:無料 / 懇親会:\500 (当日お支払い) |
参加申込み |
終了しました |
近年のキャンパスインフラは急激に多様化するとともに、大きく変化してきました。特に、学生や教員、職員がネットワークに接続して使用するほとんどのパソコン、端末が無線接続になっています。そのため、従来、有線基幹ネットワークのデザインに注力してきたキャンパスネットワークの設計では、それに加えて、建物内に配置する無線機器も十分に考慮する必要性が高まってきました。本年度2回目の分科会では、無線ネットワーク利用が中心となった新しいキャンパスネットワークに着目して、その基本設計や、利用者の動線を考慮した機能設計にフォーカスを当てます。さらに、ネットワーク運用に必要なログ解析手法についても紹介します。最後に、BYOD 、PC 必携化の進むキャンパスネットワークで今後考慮すべき、セキュリティに関する法律関係の動向、事例等の紹介を行ないます。
今回も、クリッカーを活用し、聴衆と講演者や分科会企画者との距離を近付ける形式を目指します。
なお、分科会の最後にあるセキュリティWGからの活動報告も、キャンパスネットワークの新しいセキュリティ対策に関連する話題です。
13:00- | 受付 |
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13:30-13:35 |
開会あいさつ
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13:35-13:40 |
Web版クリッカーの使用方法説明 講演時に、長崎大学様で開発されたWeb版クリッカーを利用します。皆様がお持ちのスマートデバイスがクリッカーのリモコンになります。講演者から出題される質問に会場の参加者がWeb版クリッカーを利用して回答すると、その集計結果をリアルタイムに表示します。 |
13:40-14:30 講演 40分 Q&A 10分 |
講演1
京都大学における教育研究活動を支える無線インフラ整備と課題
古村 隆明(京都大学)プロフィール
京都大学では2014年に二度目の無線インフラ更新を開始し、3年間で全学の公共スペース、会議室、講義室、研究室などの主要なエリアに展開する計画である。無線ネットワークは教育研究活動を支える重要なインフラであり、本学の学生・教職員のほか、本学を訪れる共同研究者や企業の方など、多様な利用者に安全・快適に利用してもらえる環境を目指して取り組んでおり、商用サービスとの相乗りや、研究室ネットワークへの直結サービスについて報告する。
無線LAN、認証、キャリアWiFi、電気通信事業者
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14:30-15:20 講演 40分 Q&A 10分 |
講演2
金沢大学におけるパソコン必携化と無線インフラ整備のこれまで
北口 善明(金沢大学)プロフィール
金沢大学では、2006年より新入生のパソコン必携化を開始しており、全学生がノートパソコンを利用する状況となっている。このパソコン必携化に合わせて、学生が利用するネットワーク環境の整備を進める必要があり、特に無線インフラの拡充を図って来た。本報告では、パソコン必携化による情報教育に関する本学の取り組みと、無線インフラの整備における課題やペーパレス会議への応用などに関して報告する。
パソコン必携化、無線LAN、情報教育、ペーパレス会議
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15:20-15:35 | 休憩(15分) |
15:35-16:25 講演 40分 Q&A 10分 |
講演3
システムログの解析とBYODセキュリティ
武藏 泰雄(熊本大学)プロフィール
2001年4月以来、DNSクエリ通信パケットログを中心としたシステムログの解析を行っている。このDNSのクエリログ解析によって学内に潜むボットの活動、大学のネットワークに対するサービス妨害攻撃活動が認識できるようになった。また無線LAN認証ログを解析することで、ウィルス感染端末の特定を行っている。最近の熊本大学に対するサイバー攻撃について解説する。
DNSクエリ、ログ解析、ボット、辞書攻撃、無線LAN認証ログ
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16:25-17:15 講演 40分 Q&A 10分 |
講演4
学内情報基盤のネットワーク管理の法的側面と最新動向
高橋 郁夫(駒澤綜合法律事務所)プロフィール
現在、大学においては、携帯電話の基地局が設置されたり、学内の無線LANのアクセスポイントに携帯電話事業者を相乗りさせたりということがなされるようになってきている。このような現状のもと、ネットワークの設置と管理にかかわる問題に直面する機会が増えてきた。そこで、この講演では、一般的/抽象的に(大学での)ネットワーク運用に関する法律的な側面の整理とともに、具体的な事例に対する法律面での考え方、対応について紹介・議論する予定である。
電気通信事業法、電気通信事業者、ネットワーク管理、通信の秘密
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17:15-17:50 講演 30分 Q&A 10分 |
講演5
移行期にあるネットワークサービスのセキュリティWG 活動成果報告
-パブリッククラウド利用ガイド / IPv6とセキュリティ- 只木 進一(佐賀大学)プロフィール
クラウド技術の成熟の一方で、学術情報システムのクラウド活用は進まない。セキュリティへの漠然とした不安と、確認の観点が不明な点が課題である。一方で、学術情報システムを持ち続けるのも苦しい。外部のクラウドサービスを利用する際の課題を検討し、チェックリストとして整理した。2011年、アジア太平洋地域のIPv4アドレスが枯渇した。しかし、IPv6への移行戦略は見えないままである。一方、使用している機材は概ねIPv6対応である。そのため、知らぬ間に組織内にIPv6パケットが流れ、裏口が作られている恐れがでている。IPv6パケットが流れているかの確認方法から、IPv6とのつきあい方まで考える。
クラウド、セキュリティ、可用性、IPv6、トンネル通信
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17:50-17:55 |
閉会あいさつ
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17:55-18:10 | 休憩・会場準備 |
18:10-19:10 |
懇親会
お飲物とおつまみの簡易パーティです。お気軽にご参加下さい。(会費 \500)
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