[科学技術計算分科会代表報告]
人類最大の望遠鏡ALMAの建設と国際協力

1970年から名大空電研究所にて、太陽電波研究に従事後、1980年に東大東京天文台(現・国立天文台)助教授。野辺山宇宙電波観測所の創設に参加し、ミリ波干渉計のリーダーとして、装置の建設や共同利用運用に貢献するとともに宇宙電波研究に従事。1990年から1996年には、野辺山宇宙電波観測所長を務めた。

その後、国際共同プロジェクトであるALMA(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)に初期の構想段階から携わり、日本側プロジェクトリーダーとして、計画の構築、サイト調査、予算獲得、国際交渉など計画全般にわたる推進役を務めた。

1988年から2009年まで国立天文台教授、2009年退職、現在同名誉教授。

• 所属学会:国際天文学連合(IAU)、日本天文学会
• 受賞歴:平成25年度文部科学大臣表彰(科学技術賞研究部門)
• 著書:ALMA電波望遠鏡(筑摩書房)、私たちは暗黒宇宙から生まれた(分担執筆、日本評論社) 他