皆さま、こんばんは。富士通の山本でございます。
日頃は富士通に対し、ひとかたならぬご支援とご愛顧を賜りまして、高い席からではございますが、御礼を申し上げたいと思います。
本日は第34回とお聞きしましたが、通常総会が無事終わりまして、心からお祝い申し上げたいと思います。平尾先生と小林先生には皆さまのお役に立つご講演をいただきまして誠にありがとうございます。また、今回の通常総会をもって、ご退任される宇佐川先生・齋藤先生、本当にありがとうございました。そして今年度、中西先生・和田先生が新たに役員として加わっていただくということでありますので、よろしくお願いしたいと思います。
このSS研も今回が34回目ということです。34回イコール富士通のスーパーコンピュータ、HPCの開発の歴史そのものだと思っております。そのお蔭をもちまして、昨年スーパーコンピュータ「京」で世界一の称号をいただきました。これも理化学研究所様のひとかたならぬご支援と、このSS研で、皆さまがいろいろご検討、ご支援を賜った成果だと思っております。われわれとしましても、このまま2011年の世界一だけで終わるわけにはいかないと思っております。今年も世界一が取れるかどうかは別にして、今後も世界一になることを諦めず、絶えず挑戦してまいりたいと思います。そのためには、このSS研の皆さま方の新たな斬新なご提案に対して、われわれがそれにちゃんと応えられるかどうかが重要だと思っておりますので、是非忌憚のないご意見をお聞かせいただきたいと思っております。
さらに重要なことは、速いスーパーコンピュータを作ることだけがわれわれの仕事ではなく、それでアプリケーションを動かして何ができるか、どのようなイノベーションが図れて、そしてやはりわれわれは企業ですので、ビジネスにどう貢献ができるかということを最終の目標と考えております。その意味では、正にスーパーコンピュータがより実用に近くなったと思っております。今後われわれは、当然ながらその性能を徹底的に追求してまいります。スーパーコンピュータを使って、新しいイノベーションを起こし、この実世界の中で有効なビジネスとなるよう注力してまいりたいと思います。是非、皆さま方のいろいろなお知恵を拝借したいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
今日はどうもありがとうございました。(拍手)