1986年に三菱重工業(株)入社後、名古屋航空宇宙システム製作所で航空機用CAD/CAMシステムに従事。1992年のBoeing777開発以降は、三菱重工業が参画した各種航空機開発プロジェクトのシステム構築取りまとめ。現在、システム部門の担当次長として名古屋航空宇宙システム製作所のシステム開発、ITインフラ構築等の総責任者であると同時に、川崎重工業や富士重工業等の国内航空機メーカ全体の情報システムリーダとして、ボーイング社との交渉も担当。また、国産旅客機MRJの開発ではパートナーを含めたワールドワイドな情報システム構築を実現。
航空機開発は、その規模の大きさから部品点数が膨大で且つ複雑な部品構成等、他の工業製品とは異なる特徴がある。近年一般的になりつつある3Dデータ等のデジタルデータを主体とした開発プロセス実現のためには、これらの特徴を踏まえたデータ管理、他社とのデータ共有、一気通貫の仕組みを実現しなければならない。
本講演では、これらの適用状況について紹介するとともに、現在取り組んでいる新しいプロセス及びシステムについて説明する。
航空機, 国際共同開発, ビッグデータ, (複雑な)データ管理, (データの)長期保管
(資料公開なし) 講演後Q&A