横浜国立大学は、授業支援システム(ラーニングマネジメントシステム:LMS)を導入して教員の授業活動及び学生の学習活動の支援を行っている。そこでシステムの中で自然発生した利用者の日常的な活動履歴が記録されているため、これらの利用記録と学習履歴のデータを分析することにより、学生の学習行動量を見ることが可能だと考える。
本報告では本学における授業支援システムにある利用記録の解析と可視化の試みについて説明を行う。また可視化により、授業担当教員が学生の集団または個別の学習行動量と学習状況を把握できること、並びに学生が自分の学習状況などを確認できることに関する富士通との研究結果を紹介する。
授業支援システム、LMS、学習履歴、ログ解析、可視化