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[講演1]
高等教育機関における一斉同報通知・確認サービスとしての安否確認

講演者

lecturer 梶田 将司
京都大学 情報環境機構IT企画室
[略歴]
  • 1995年3月 名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻博士課程後期課程単位取得退学
  • 1995年4月 名古屋大学 助手
  • 1998年3月 博士(工学)取得
  • 2002年4月 名古屋大学 助教授(情報連携基盤センター)
  • 2002年7月 文部科学省メディア教育開発センター客員助教授併任
  • 2006年4月 名古屋大学 准教授(情報連携基盤センター)
  • 2009年4月 名古屋大学 准教授(情報連携統括本部)
  • 2011年10月 京都大学 教授(情報環境機構)
[研究分野、研究テーマ]
  • e-Learning、e-Science、e-Healthcareを対象に、人と人との相互作用が本質である知的活動を実世界・仮想世界の双方において支援・高度化・自動化するとともに、個人レベルから超大規模コミュニティレベルまでスケーラブルに対応できる「人や社会と調和する情報環境」の実現を目指した情報通信基盤技術や情報サービスに関する研究を行う。
[所属学会、受賞歴、著書など]
  • 所属学会: 電子情報通信学会,情報処理学会,日本教育工学会,教育システム情報学会, 日本高等教育学会, 日本音響学会,IEEE, ACM 各会員.情報処理学会教育学習支援情報システム研究会運営委員,日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第163委員会(通称,ITRC)運営委員,電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会専門委員,電子情報通信学会サービスコンピューティング時限研究専門委員会委員, Ja Sakai コミュニティ幹事,教育システム情報学会評議員, アエラスフォーラムメンバ
  • 受賞など: 電気関係学会東海支部連合大会奨励賞 (1996年)、日本音響学会第15回粟屋潔学術奨励賞 (1998年)、電子情報通信学会第57回論文賞 (2001年)、IBM Shared University Research (SUR) (2009年)

アブストラクト

本報告では、大学のような大規模かつ多様な組織における安否確認システムを一種の「一斉同報通知・確認サービス」としてとらえ、通常時から緊急時にまたがる各種アプリケーションにおけるメッセージ通知・確認サービスを統合的に扱うための「一斉同報通知・確認サービスフレームワーク」について述べる。
東日本大震災以降、各大学では、大規模災害における人的被害の把握や教育研究活動再開の意志決定を行うための基礎データを収集するために安否確認システムの導入を急速に進めつつある。しかしながら、安否確認は、年次進行で大幅に入れ替わっていく学生や数年から十年単位で異動が生じる教職員など、人の情報に関する適切なマネジメント(アイデンティティマネジメント)が前提であるとともに、本人に到達可能なメールアドレスの保守等、構成員に必要な情報を届けたり必要な情報を収集したりするための適切な手段の確保(リレーションマネジメント)も重要となる。また、安否確認システムでは収集できなかった場合の補助手段や、その結果をどうマージするか等、安否確認は安否確認システムの導入だけで解決する簡単な課題ではない。そこで、本報告では、報告者の名古屋大学における実践や大学ICT推進協議会における安否確認システムの共同開発・共同運用に関する活動を交えながら、高等教育機関における一斉同報通知・確認サービスとしての安否確認を考える。

キーワード

安否確認,災害対策,アイデンティティマネジメント,リレーションマネジメント,同報通知・確認

資料

  プレゼン資料[2.5MB]   講演後Q&A

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