皆さま、お疲れ様でございました。
本日の冒頭のあいさつで、1番目の笠原先生のご発表について、「学生がこんなに勉強したことがなかった」という事例であると紹介いたしましたが、実は2番目の大渕先生のお話も、まさに「学生がこんなに勉強したことがなかった」という話でした。私はすごく満足いたしております(笑)。
学生にストレスをかけて、成長をさせる。その学生が成長をしていく姿を見ることができるのは、大学の教員の特権ではないかと思っています。私はそれを見るのが非常に楽しいです。もちろん、企業の方も優秀な人材を新入社員として、育てていく場をもたれる方も多いと思いますが、昨今の事情ですから、新入社員もそう毎年入ってくるわけではございません。それに比べて大学というのは、毎年人がどんどん入れ替わります。学生が半年なり1年の間で、グッと成長していくのです。卒業研究のゼミでは、毎年4年生が最終発表に向けて徹夜して頑張るのが、毎年の恒例となっているのですが、それを見ていても、やはりすごくうれしいのです。
今日のお話を伺って、もうちょっと頑張ってみようかなと思った次第です。学生たちに成長できる余裕がまだあるだろう、そして自分も一緒に成長できるかもしれないと思えるような勇気をいただき、たいへん感動いたしました。私の感想ばかり述べてしまい失礼しました。これでこの分科会を終えたいと思います。このあと1時間ほど休憩の後、18時半から就業力のテーマで懇談会を開催いたしますので、是非お残りいただき、そこでも活発なご議論をいただけたらと思います。(拍手)