国際基督教大学 教養学部
西尾 隆
座学の限界が指摘されるが、医療分野では古くより実習の必要性が認識され、制度化されてきた。サービス・ラーニングは教室で学んだ知を社会実践とリンクさせる新しい教育の試みであり、あらゆる分野に応用されている。“Learning by doing”と要約されるように、学生自らが現場でサービス活動に従事することにより、自発的・能動的な学びが促される。世界が教室となり、教師の役割は触媒的なものとなる。それは高等教育のあり方にも本質的な変容を迫る。
サービス・ラーニング、臨床の知、ふり返り、触媒型教師、多文化共生