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閉会あいさつ

大阪工業大学
中西 通雄

皆さま、大変お疲れ様でございました。
もう沢山の夢を堪能いたしました。Robocupの中型ロボットの試合ですが、あのJapanOpenに優勝したチームが世界大会に行けるということですね。実は、今年の5月連休に私どもの大阪工業大学でRobocupのJapanOpenが開催されましたので、見に行って参りました。とくに中型ロボットの試合はすごい熱気でした。ロボットの動きは本当に速いと思ったのですが、さきほど見せていただいた世界一の試合とはスピードが桁違いですね。すっかり堪能させていただきました。
今日のお二人の先生のお話をお伺いして、夢に対する憧れに向かっていく力がありませんと、やはり無理なのかなと思いました。大学の先生というのは結構忙しいですので、先生方は本当に忙しい中、よくそれをやられているなぁと思います。私どもの大学でそれをやろうとすると、実際問題として、どのようにすればよいのだろうと考えてしまいます。まず、組織的な問題ですね、その先にも問題があるなぁと思わざるをえません。私どもの大学の同僚も、地域のプロジェクト等、いろいろな活動をしているのですが、本当に忙しい。身を削ってやっているのが実情です。ご報告の中のクイズで「一流のプロになるための練習時間は10,000時間」というお話がありましたが、私どもが1日大学にいる時間は十時間を超えています(笑)。朝9時頃に大学にきて、夜10時頃に帰る生活をしないとできません。大学の仕事もやって、学生も指導する、地域の企業の方と会ってお話しをするというようなことをやっていますと、本当に時間がないのです。私どもの大学にもロボットをやっているチームもありますし、ご講演で紹介されました自立型ロボットの筑波チャレンジに出場しているチームも夜遅くまで頑張っていますね。これらを大学として、どうやって上手くサポートしていくかということが大事なのではないでしょうか。西安交通大学では、教員がそのサポートをデューティとしてやっておられるそうです。時間を授業担当時間と同等にカウントするような仕組みも大学として取り入れないと、夢を追う学生を育てる仕組みが作れないのかなと思った次第です。
もちろん、大学にそのような先生がいないことには話が始まりません。そこから、大学としてその活動がどのようにして発展していく、あるいは発展させていくかということを考える必要を強く感じました。これはひょっとすると、夜の懇談会の中野先生のお話にもつながっていくのかなと思います。期待をもって、夜につなげたいと思います。
皆さま、どうもありがとうございました。西尾先生、出村先生、どうもありがとうございました。(拍手)

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