こんにちは。熊本大学の宇佐川と申します。本日はお忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。2009年度第2回の教育環境分科会を開催させていただきます。
さて、第1回の会合で教育の質をどうやって高めるかをテーマに、いろいろな議論を重ねさせていただきました。そこでの議論を踏まえた形で、本日の第2回目の会合では、その質をどう考えるかが、裏のテーマにもなっております。今から5時過ぎまで、4件のご報告についてご紹介いただくことになります。
お手元の資料にございますように、1件目は千歳科学技術大学の小松川先生から、eラーニングを介した高大連携とリメディアル教育についてということで、高校と大学が連携した取り組みをお話いただきます。これは多分、我が国でも最も先駆的な取り組みだと思います。先生から現代GPのご発表やお話をお伺いしたときに、非常に感銘を受けた記憶がございます。
そして、2件目は医療系の大学ではおそらく、いろいろな形で関係がおありになるのではないかと思うのですが、CBTに関する試験自体の発足の背景、そしてその展開等々のご紹介をいただけるということで、医療系大学間共用試験実施評価機構の仁田先生にご報告をお願いしてございます。
休憩とデモを挟みまして、富士通の中央支社の藤野さまからインターンシップの受け入れ先の現状について、その効果も合わせてご報告をいただきます。毎年200名の学生さんをインターンシップで受け入れ、ご指導いただいているそのご経験を踏まえたお話をいただけることになっております。
最後に、産学連携によるPBLを用いた高度ICT人材育成の取り組みということで、FUJITSUユニバーシティの上野さまからご報告をいただきます。国家プロジェクトi-Jpan戦略2015に向けての取り組みということで、PBLの実践、そして大学と企業の連携した教育の在り方についてご紹介いただきます。
それぞれがそれぞれの視点から、どうやって質を高めていけば良いか、そこにICTがどのように関わってくるのかという視点で、フロアの皆さまと一緒に意見交換をしながら、議論を深めることができればと思います。本日は半日ということで、やや時間も限られいるところはあるのですが、夕刻からの懇談会の時間も含めて、議論の時間は充分に取れているのではないかと思います。
本日は、皆さま方にとって有意義な時間となるように願いつつ、主催者側を代表してのご挨拶に代えさせていただきたいと思います。議論を皆さまと一緒に楽しんでいければと存じます。どうかよろしくお願いいたします。(拍手)