滋賀大学
宮田 仁
受講者が所持している携帯電話(i-mode, Softbank, ez-web)やPDAに対応したコメントカードDBシステムを開発した。大学での多人数講義において、教官が課題テーマの提示や発問をし、受講者が各自の携帯電話からコメントカードシステムの携帯電話サイトに接続し、課題に対する自分の意見や質問を送信できるシステムである。受講者からの意見や質問をテーマやキーワードを元にテキストマイニングで整理し、リアルタイムで大講義室の液晶プロジェクタに映し出すデータベース機能を有している。受講者から携帯電話を通して書き込まれた意見や質問等のコメントを講義者が本システムを活用し、検索・抽出して講義中に取り上げながら、講義を展開していくアプローチを行った。その結果、多人数講義においても、テーマに対する各受講者の活発な意見や質問等の書き込みがあり、ディスカッションが活性化するとともに、授業コミュニケーションの改善が図れた。本取組みは文科省の現代GPに平成18年度〜20年度に採択された
大学授業改善,携帯電話の教育活用,受講者参加型講義,携帯電話対応Webデータベース,テキストマイニング