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科学技術計算分科会「サイエンティフィック・コンピューティングの最前線」

開会あいさつ

  青柳 睦
(九州大学情報基盤研究開発センター)

  本日は、年末のお忙しい中、SS研科学技術計算分科会においでいただき、ありがとうございます。九州大学情報基盤研究開発センターの青柳です。分科会開始に先立ち、企画委員を代表してひとこと挨拶を述べさせていただきます。

  先週、ネバダで開催された SC2007に参加しまして、ペタスケール時代の前夜だと実感しました。専用計算機がアプリケーションドメインを広げていくというような話も多く見られました。特に私が感じたのは、ペタフロップスマシンを日本で作っていることを意識してかどうか、前回や前々回のSCよりも高いスペックの高性能計算機を作るということを、米国も非常に明確に打ち出していたように思います。

  このような背景の下で、本日最初の講演では、理研の高田様にお願いし、日本のペタマシンを利用した将来の量子化学分野のお話をしていただき、その他もそれぞれの分野の著名な先生方をお招きして、プログラムにある順番で夕方17:55までご講演をいただきます。

  夜の部では、懇談会と称しまして、TSUBAMEで有名な松岡先生にコーディネータをお願いし、講演者の先生方も交えて、専用アーキテクチャの応用範囲について議論を深めたいと思います。

   それでは、プログラム前半の座長である遺伝研の池尾さんに引き継いで、最初のセッションを始めたいと思います。皆様よろしくお願いいたします。(拍手)


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