[アブストラクト]
昨今、大学構内で教員所有のノートパソコンの盗難が多発しており、パソコンに保存していた学生の成績情報等の個人情報流出が新聞沙汰になっている。ノートパソコンの盗難にあった被害者が、個人情報を流出させた加害者になってしまうといった、教育現場での安心・安全が脅かされている。さらに学内の重要メールを安易に個人に転送してしまうといった問題も指摘されている。数年前であればICTでここまでできなかったこともあり、問題に至ることはなかったが、現在では大学の責任問題にまで発展する事態となっている。
本報告では、民間企業の先進事例を通じての対策ツール導入の有効性を紹介するとともに、教育現場での現状の紹介とその対策ツールの導入にあたっての留意点を説明する。
[キーワード]
個人情報保護、大学、セキュリティ対策、民間企業の先進事例
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