[目次]

開催趣旨説明




企画委員まとめ役:天野 浩文(九州大学情報基盤センター)


     おはようございます。今回の合同分科会 企画委員のとりまとめ役をさせていただいております、九州大学の天野でございます。
     今回のタイトルは「次世代のIT社会を予想する」と、かなり大きく構えたタイトルにいたしましたが、どうしてこういうテーマを選ぶことになったかと申しますと、実は、今年の企画委員の集まりを始めた当初は、なかなかテーマが決まりませんでした。委員の間で、「最近何かワクワクするようなことがありましたか」というような会話になると、いろいろな細かいキーワードは出るのですが、最近ワクワクするようなことを経験していないのではないかということに気がつきました。もちろん私が不勉強であったり、あるいはたまたま最近そういうものを目にしなかっただけかもしれませんが、どうもそういう印象を持っているのは私だけではないようだということが分かりました。そういうことなら、いろいろな分野で活躍されている方々に「もうすぐ、こういうことが起きそうだよ。」あるいは「こういった技術が出てきてくれたら、僕らはこういう使い方ができそうだよ。」というような少し先の話、あまり10年、20年という遠い先の話ではなく、もうすぐそこまで、その曲がり角の向こうまでこういう変化が来ているよ、というようなお話をぜひお聞きしたいということになりました。
     そこで、国立情報学研究所の坂内先生、理化学研究所の姫野先生をはじめとする、それぞれの分野で多大な業績をお持ちの皆さまから、それぞれのご専門のお立場で、もうすぐそこまでこういう変化が来ているよ、というようなお話を伺うことになりました。ご講演をお引き受けいただきました皆さまに心よりお礼を申し上げます。
     それでは、これから2日間の日程でございますが、どうぞ積極的に議論に参加していただき、ぜひ明後日からの皆さまのお仕事に、活力となるような知見を持ち帰ってもらえればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)


[目次]

All Rights Reserved, Copyright©サイエンティフィック・システム研究会 2006