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開催趣旨


企画委員 : 佐藤 隆士(大阪教育大学情報処理センター)

     9月に入ったとはいえ蒸し暑い中、SS研 研究教育環境分科会の会合に多数ご出席くださりありがとうございます。私は当分科会企画委員の大阪教育大情報処理センターの佐藤です。

     研究教育環境分科会は大学等研究機関の主要な機能である研究および教育に対するIT面からの環境の支援あるいはIT教育を中心に事例研究を進めていますが、2002年度よりe-Learningにテーマを絞り活動してきました。各年のテーマは順に「e-Learningとは何か」「その可能性を探る」「先進的活用事例」でした。この間、大学でのe-Learning導入が急速に進んできました。それに伴いe-Learningの意味するところがITによるさまざまな「授業支援」や「教育の情報化」へと広がりを見せています。即ちe-Learningが当分科会の扱う範囲全体になりつつあるとも言えますが、少子化による大学全入時代の到来、高等学校で必須となった情報教育を受けた学生の入学を迎えるなど4,5年前とは様子が変わってきています。

     今年度はこのような状況を踏まえ「ITを活用した授業支援」を全体テーマとしました。e-Learningの導入が進む中、今後ますますIT活用による教育の真価が問われることになると思われます。そこで、第1回の今回は、ITを活用した授業における「教育の標準化と質の向上」について事例研究を行い、その展望を探りたいと思います。4件の発表が予定されていますが、フロアからの活発な質疑等もお願いします。



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