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懇親会 会長挨拶




会長:永安 正彦(宇宙航空研究開発機構)

ご紹介頂きました永安です。懇親会を始めるに当たりまして一言ご挨拶させて頂きます。

おかげさまで今年もSS研の主要活動である合同分科会が成功裏に進められており、非常に喜んでおります。今年のテーマは、「センターのソリューションサービスを考える」でございます。国立の研究所や大学が法人となりまして、競争原理の環境におかれて、計算資源をマネージするセンターとしても計算機ユーザの要望にどのように応えていくか、ソフト・ハードを含めてどのような役割を果たしていくべきか真剣に考えていかなければならないところにいます。時期を得たテーマで、今後の活動のための成果がでるものと期待しております。

ところで、一昨年まで合同で開催しておりましたHPCフォーラムにつきましては、「ペタコンピューティングに向けて」というテーマのもとに、10月8日に東京汐留で開催し、昨年以上の会員の参加を得て成功裏に終えることが出来ました。担当の方々のご努力によりSS研活動が活性化する方向で定着してきているのではないかと思います。

スパコン分野では、6月時点で地球シミュレータと理研のスパコンがトップ1位と7位で頑張っております。ただその後アメリカ勢も巻き返しを図っておるようであります。「ペタコンピューティング」につきましても最近メディアの話題になっておるようであります。富士通さんにも、是非頑張って頂きたいものと期待致しております。

ところで、昨年はご当地阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝について触れましたが、今年は球団の統合やIT関連新興企業の楽天、ライブドアが名乗り出てきて競合したり、仙台ドーム球場構想、ソフトバンクによる買収、球団オーナー交代と、次から次へとドラマを見ているように展開しています。全国区的に一波乱も二波乱もありそうで、当分話題には事欠かないのではないかと思います。

これからの懇親会は、正会員、賛助会員を含めまして、会員相互の貴重な交流の場でございますので、大いに膝を交えて意見交換をして頂きたいと思います。

簡単でございますがこれを持ちましてご挨拶とさせて頂きます。

(拍手)



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