企画委員 ： 佐藤 隆士（大阪教育大学情報処理センター）

　自習用の教材、授業の補助、授業の拡張としなど、e-Learningの利用法は様々でしたが、運用上の課題、それに対処する工夫などが紹介されました。

　運用上の問題としては、コンピュータシステムのみならず運用組織の問題が挙げられました。また、ユーザサポート、教材作成コスト、セキュリティと認証の問題なども挙げられました。更に、教務システム、学生ポータルなどとの連携の必要性も明らかにされました。

　今後、高等教育機関において、カリキュラムのe-Learning化は避けて通ることができないものになると予想されます。

　本会合にご参加いただいた現在あるいは近い将来e-Learningの運用に関わられるであろう方々に、本日のパネルディスカッションで議論されたe-Learning導入で「困ったこと」やe-Learningで「良かったこと」などを参考にしていただき、少しでも困難が抑えられ、利点を生むためのヒントを得ていただけたとすればこの会合の意義があるかと思われます。本日はありがとうございました。（拍手）