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信州大学インターネット大学院・大学
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信州大学大学院 工学系研究科 |
1.はじめに
信州大学の大学院工学研究科情報工学専攻にインターネット大学院を開設して3年目になる。また、本年より工学部情報工学科に3年次編入制度を利用したインターネット大学を開設した。本稿では、このインターネット大学院・大学について、どのような準備をして開設したのか、また現在の状況について報告する。
2.どんな準備をしてきたか
2-1 コンテンツの準備
工学部情報工学科では、1995年からネットワークを活用した自学自習型のe-Learning教育の研究を開始した。さまざまな形態のe-Learning教材を実際に作成し、この教材による授業の試行実施とその評価から教材の改良を加えて再び評価するという過程を繰り返し、学習効果が高いe-Learning教材の形態を調査した。その結果、各章の終わりに自習型のテスト問題をおいたドリル型コンテンツの効果が高いことが明らかとなった[1][2][3]。
引き続き、このドリル型コンテンツを教材の基本形態とし、同学科教員により同学科および同大学院専門科目のe-Learning教材開発が開始された。教材開発は現在も行われており、平成16年4月現在下記67科目が完成しWeb上で提供されている。
大学院科目(40科目)
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学部科目(27科目)
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2-2 学習システムの準備