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まとめ


企画委員 : 矢島 鎗司(国士舘大学)

     朝の9時から3時間、第2回目の研究教育環境分科会を行ってきましたが、プログラムもこれで終わりとなりました。最後に簡単ですがまとめさせていただきます。
     これは開催趣旨でお話すればよろしかったのですが、吉田先生は今朝、この会合が始まる直前に新神戸の駅に到着していただきまして、あわただしく始めさせていただきました。大変ありがとうございました。
     e-Learningがもたらす問題という形で大変おもしろいお話を聞かせていただいたわけですが、特に「公益だった」という過去形で教育を捉えるような国が、まだ「公益である」という価値観を持っているところへ商品として教育をもたらすという考え方、捉え方は私にとって大変インパクトのあるお話でした。
     それから非常に活気のある、すごいなと感じた東北大学のISTUという取り組みに対する渡部先生のお話は教育学を専門にされている方々がIT技術を道具としてお使いになって、教育というものをこれから、こういう形で進めるんだという情熱、熱意に感心をさせられました。特に、最後にノロシのマークを見せられたのは、これから独立行政法人として変わっていこうという東北大学が「これから戦うぞ!」というノロシを上げているのかと思い、私学もうかうかしていられないと思いました。
     最後に直井さんが、非常に詳細なこれからのe-Learningの技術の紹介をしていただきました。これから、いろいろ活用していくことと思います。直井さんの肩書きが名刺を拝見すると、東京工業大学の客員助教授ということで、富士通研究所の社員であると同時に、こういった形での産学融合も起こり始めていると思います。
     e-Learningをキーワードとして教育改革が大きく動き始めており、その慣性力も付けてきたのではないかと思っております。皆さまはどうお感じなられたでしょうか?
     勝手な解釈をお話いたしましたが、これでまとめとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

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