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21世紀型教育は、新たな夜明けを迎えようとしている。多くの教育工学者は、そう認識し、多くの関係者もそう同調し始めている。しかし、一方では、教育効果や教育が対面的なほど十分でないなど批判も多く、効果も確認されず、また、理解されないまま批判されているのも事実であろう。
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その教育システムの、また、方法の多くがe-Learningであるし、CBT(Computer Based Training)やWBT(Web Based Training)をしてTBL(Technology Based Learning)の主体としている。しかし、最近になってやっと、双方向性が重要な区別すべき分岐点になってきている。でも、それもまだ過渡期と言わざるを得ない。マテリアルもe-Learningの特性を配慮されていないし、processにしても旧来の教育概念から新たな構築に向けて進んでいるとは言えない。
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そこには、ID(Instructional design)が希薄なことが重要な問題点であると認識されているのであろうか、motivational theoryがとにかく楽しいとだけしか認識しないで、その理論は古いと切り捨ててはいないだろうか。ZDP(Zone of development proximity)がBBSでいいと思い込んでいないであろうか。
e-Learningに関する教育の概念は、まだまだ整備されていないし、内容を認識しない教育専門家と称する人たちとシステム家と名乗る人たちとは双方の立場が別々に自己主張を続けていないだろうか。私を含めた教育工学者は何をしているのだろうか。
教育が変わる、教育の概念が変わることをいつ人々は認識するのだろうか。
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