前幹事 : 戎崎 俊一(理化学研究所)
いつも向こう側にいて、早く終わらないかなぁとか、喉が渇いたなぁと言っていたのですが、こういうことになりました。戎崎です。
この5年間、ずっとこの会に出させていただきまして楽しくやれたことを嬉しく思っております。私はとても行儀の悪い人間でして、いつもいつも遅れてきては、担当の方がいつもご苦労なさっていたのです。今日もまた遅れてきて申し訳ありません。
この5年間何をやってたかと言いますと、分子動力学という分子の計算をする専用の計算機をずっと作っておりました。やっとこの前、75テラフロップスのマシンが完成いたしまして、記者会見をしようかなと思うと、変な事件が起こり(笑)、理研の広報が大変になって出せないという状況が続いています。もうすぐ出すつもりでおりますので、もう少しお待ちください。私は、その開発したボードを売るベンチャー会社を作りまして、なんとか少しずつ売上も上がってきました。利益も今年こそあがりそうだというところで、富士通さんのご苦労もよくわかるようになってまいりました。(笑)これからSS研の仕事するべきかなと思ったのですが、これで終わりになります。
SS研は、アカデミズムの方とメーカの方が一緒になって考えられる非常によい機会です。富士通さんがアカデミズムを非常に重要に考えていらっしゃるということが分かる大変に貴重な会だと思いますので、是非これからも続けていただきたいと思います。
もう1つ思うことは、私みたいに研究所で、計算機さえ速ければいいんだと言っているような人間と、教育の現場に立ってらっしゃる方々とは、だいぶ考えることは違っておりまして、それをまとめていく事務局の方々、幹事の方々は大変だろうなと思いますが、いろいろな人たちが集まって、ワイワイ言うのが楽しいのですから、今後も楽しく続けていただきたいと思います。と言うわけで、これで終わりたいと思います。SS研の益々の発展と、皆様のご健康を祈念して乾杯したいと思います。
乾杯
どうもありがとうございました。(拍手)