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まとめ


企画委員 : 土田 昭司(関西大学情報処理センター)

     みなさんお疲れのようですが、まとめとして少しお話させていただきます。
     本日は3つのご報告いただきました。いずれも非常に興味深い有意義なご報告をいただき、私自身、非常に感銘を受けております。3つのご報告に共通しているのは、技術の基となる人間を考えないといけないなということだったのかと思います。

     富士通から提案していただいた「デジタルキャンパスソリューション」は、事務システムを中心としたものでした。フロアからセキュリティビジョンをしっかりと持っていなければならないのではというコメントがありましたが、私も同感です。そのようなシステムにおいては、悪意を持って他人の成績を見ようとする人が現れた時にどうするのか、というようなことに対する明確なビジョンが不可欠だと思います。2番目のWebCTの日本語版を開発なさっている名古屋大学の梶田先生のご講演も大変興味深いものでした。梶田先生ご自身もおっしゃっておりましたが、WebCTは教育内容としては実習型の教育に一番適しているのではないかと思いながら、聞かさせていただきました。これと対照的であったのは、3番目の北陸先端科学技術大学院大学の國藤先生と山下先生のご発表でした。実習型ではなく、いわゆる大学院のゼミ型/演習型の教育において教育効果を上げるには、あのようなシステムが必要なのだろうと思って聞かさせていただきました。

     簡単ではありますが、これでまとめとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

 

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