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知識創造キャンパスの実現


  1. 知識科学教育研究センター
  2. 知識創造支援システム
  3. デジタル環境実現事例
  4. 知識想像支援環境上のアプリケーション例(1)
    −談話の杜−
  5. 知識創造支援環境上のアプリケーション例(2)
    −GUMYS−
  6. 知識創造支援関連研究

北陸先端科学技術大学院大学
知識科学教育研究センター
JAIST)山下邦弘
山下 邦弘
JAIST)國藤 進
國藤  進
西本 一志
伊藤 孝行


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1.知識科学教育研究センター

     日本で初めての独立系大学院大学のモデルケースとして1992年にスタートした北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)には3つの研究科があり、それぞれにセンターが付属している。情報科学研究科には情報科学センター、材料科学研究科には新素材センター、知識科学研究科には知識科学教育研究センターが設置されている。われわれの所属する知識科学教育研究センターは1998年、3つ目の研究科として創設された知識科学研究科の付属施設として開所した。
    図1-1 知識創造ビルディング  知識科学教育研究センターは、高度知識創造社会[13]のパイオニア養成機関である知識科学研究科をサポートする立場から、最新の情報技術・機器・ソフトウエアをトータルに統合した21世紀の高等教育研究機関にふさわしい知識創造支援システムを研究開発することを目的として開設された。知識創造のための実践教育を側面援助する、社会に開かれた産学官連携をリードする先導的な知識創造支援センターである。
     知識科学教育研究センターは知識創造支援システムの研究開発をおこない、それらの構築・運用・提供・管理をおこなう。知識創造支援システム第1版[1]が2001年3月末に搬入され、それらを利用して企業との共同研究や社会人教育研究の推進を目指す試みがスタートした。さらに、知識創造支援環境の構築そのものが本センターの大きな研究課題であり、このシステムを用いた知識社会の諸問題の解決のための方法論の提示、各種の知識創造支援ツールの研究開発[10]もセンターの個別研究課題である。知識創造支援環境の構築を通じて、知識科学研究科は知識創造キャンパスとなる予定である。

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