高速ネットワークを介して多数の分散したコンピュータを連携させ、計算資源、データ、人的資源の共有を図り、資源の有効利用を図るGrid Computingが注目を集めてきた。国内でもすでにNAREGI、ITBL、VizGrid などのプロジェクトによって、Grid Computingの実用の時代に移っており、ますますその関心が高まっている。
本WGにおいては初代Grid Computing WG(2002〜2003年度)の初心に戻り、まずは広くGrid技術の動向調査と情報共有を行う。また、先のWGでの試行に続いて、NAREGIなどの Grid ミドルウェアを実際に動作させ、その経験に基づいてGrid技術のあり方を検討し、センタ等におけるGridのメリットについて検討する。これらにより、会員間でのGrid技術活用の目的を明確化し、問題点があればその解決を図る。
2009年度は活動の最終年度であり、下記の活動を行う。