ホーム > 活動情報 > システム技術分科会 > 2009年度第2回会合

システム技術分科会 第2回会合(開催案内)

パソコンからサーバまでコンピュータ管理者用セキュリティ対策最前線

※ SS研,IS研,CS研会員機関の方ならどなたでも参加できます。
※ 終了しました。
印刷用ご案内

本イベントにおける新型インフルエンザ対応について

新型インフルエンザへの対応につきましては下記の通りご連絡いたします。
予めご了承いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

   ・体調不良の方は入場をご遠慮いただく場合があります。
   ・今後の感染状況によっては、本会を延期または中止する場合があります。

                             以上(SS研事務局)

1.日時 :2010年1月20日(水)  13:30〜17:30 (受付 13:00〜)
2.場所 :富士通ソリューションスクエア
          ソリューション棟3階 Presentation Hall S-P302
3.開催趣旨
 近年、大学や研究機関などの組織において、多くのサービスが電子化され、そのシステムの運用管理が重要になってきました。さらに、近年の、サービス品質、信頼性、セキュリティの向上への要求によって、これらのサービスの利用形態や管理運用体制は、数年前のそれからは変化してきています。
 さて、最近のセキュリティ対策は、多種多様なウイルス対策、侵入対策、また、SPAM対策と、その対象が膨大になるにつれて、組織のネットワークの入口でこれらの攻撃を監視、防御するようなIDSやアプリケーションゲートウェイで一括するタイプのものが主流です。これに対して、サーバタイプのコンピュータはいまだに管理者の独自の技術とノウハウでセキュリティ対策を行う必要があります。また、もちろん、個々のパソコンには、ウイスル対策のソフトがインストールされているとは思いますが、非常に精度の高いゲートウェイに守れて、温室の中のような状況で管理者としてのセキュリティ対策は従来ほど注意がされていないのが現状だと思います。
 このような背景で、本分科会では、セキュリティ対策の原点であるコンピュータ管理者によるセキュリティ対策に着目します。特にサーバ管理者に必要なコンピュータ管理のセキュリティ対策のノウハウや、最新のアップデート情報の解説を行ないます。さらに、温室の中で見落としがちなパソコンのセキュリティ対策についても見直して頂き、再度その重要性を認識する機会を提供します。
4.プログラム(敬称略)
13:00- 受付
13:30-13:40 開会あいさつ
岡村 耕二(九州大学情報基盤研究開発センター)
13:40-14:30
講演:40分
Q&A:10分
[1] 情報セキュリティの課題と対応策
マイクロソフト株式会社    高橋 正和    [講演者プロフィール]

情報セキュリティは、実際に起きた事件や攻撃手法の変化に伴って発展しており、時代と共に変化してきた。本講では、情報セキュリティに関する事件と対策の推移から、情報セキュリティに対する認識の変化や、攻撃の発展の過程を分析し、情報セキュリティが、今取り組むべき課題を解説する。また、これらの課題について、最新のOSが、昨今の攻撃手法に対して、どのような取り組みが行われているのかを紹介する。
Keyword:不正アクセス、マルウエア、OS

14:30-15:20
講演:40分
Q&A:10分
[2] ネットワークセキュリティへの取り組み
富士通株式会社    天満 尚二   [講演者プロフィール]

ネットワークセキュリティという言葉からすぐに浮かぶのはインターネットに対するセキュリティである。もちろん、インターネットに対するセキュリティ対策は必要であるが、それだけでは十分であろうか。オフィスLANの無線化、自宅など社外からのインターネットを使った社内アクセスなど、ネットワークインフラや利用形態の変化に合わせたネットワークセキュリティ対策について当社の取り組みを紹介する。
Keyword:インターネット、無線LAN、VPN、不正アクセス

15:20-15:40 休憩
15:40-16:30
報告:40分
Q&A:10分
[3] クライアントセキュリティについて考える
中京大学    長谷川明生   [講演者プロフィール]

インターネット利用人口の増加にともなって、セキュリティ上のさまざまな問題が日常的に話題になってきた。ほんの2〜3年前には一部専門家の用語であったマルウェアといった単語までが新聞に載ることもまれではない。マルウェア作者が技術誇示型から金銭的利益を目的に行動し始めたことによって、セキュリティ状況が大きく変化した。
一方で、DNSに対するカミンスキーアタックに代表されるような、インターネットのプロトコル設計に起因する問題も、つぎつぎに発生してきている。
このような中で、クライアントのセキュリティについて考察する。
Keyword:クライアント、セキュリティ、インターネット、マルウェア

16:30-17:20
報告:40分
Q&A:10分
[4] レッドハットが実現するセキュアな仮想化環境 - SVirt
レッドハット株式会社    藤田 稜   [講演者プロフィール]

クラウドや仮想化といった言葉が花盛りですが、コスト削減や利便性にばかり重きが置かれ、それらに固有のセキュリティの問題に関する十分な議論がなされていない状況にあります。
本講演では仮想化において考慮しなければならないセキュリティの問題やその対策、対策に必要な最低限の知識について、事例を含めて分かりやすくご紹介します。
仮想化にご興味が無くても、セキュリティ管理者、あるいはインシデントについて責任を負う立場にある方はオーディエンスに含まれます。
Keyword:OSS、SELinux、Svirt、仮想化、クラウド、KVM

17:20-17:30 閉会あいさつ
岡村 耕二(九州大学情報基盤研究開発センター)
5.参加費 :無料
6.申込み :参加申込み  〆切り : 1月15日(金)
※ お申込み受付は終了しました。

SS研について

イベント情報

研究会活動

資料アーカイブ

情報発信

リンク集




鍵マークがついている情報の閲覧にはWebサイトIDが必要です。登録/変更ページへ
Webサイト閲覧時にIDが必要なページには、鍵マークが付いています(当CD-ROM内では不要)。
コンテンツの最新/詳細情報は、SS研Webサイトをご覧下さい。
All Rights Reserved, Copyright© サイエンティフィック・システム研究会 1996-2024