Scientific System研究会Homeシステム技術分科会 〜第1回会合プログラム〜
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ネットワークセキュリティと紛争処理
** 当会合は、CS研, IS研, LS研会員も参加可能です **
 
1.日時2001年 8月 2日(木) 13:15〜
    科学技術計算分科会と連続開催
 
2.場所富士通(株)本社 20階 大会議室
 
3.開催趣旨 汎用JPドメインとともに、だれでもがドメイン名紛争処理の当事者となる可能性がでてきた。また、いわゆる不正アクセス防止法の施行開始とともに、大学や研究所の計算センターが、事件の当事者もしくは関係者として、対応を迫られる事態も想定される。
本研究会では、ドメイン名に関する紛争処理や、不正アクセス時の対応についての関係者の報告および議論を通じて、セキュリティに関する社会的問題についての理解を深めることを目的として第1回会合を開催する。また、併せて、富士通のセキュリティに対する取り組みについても報告をいただく。
 
4.プログラム(敬称略)
12:45〜13:15受付
司会 : 苅田企画委員
13:15〜13:25
開催趣旨
長谷川企画委員
13:25〜14:15
「ドメイン名と紛争処理の現状」
JPNIC理事
グローバルコモンズ(株)代表取締役 坪俊宏
 
COM/NET/ORGドメイン名の紛争処理のために策定されたICANN UDRP(ICANN統一ドメイン名紛争処理方針)とJPドメイン名の紛争処理のために策定されたJP-DRP(JPドメイン名紛争処理方針)の成立経緯・内容を説明するとともに、それに基づく紛争処理機関の手続の現状を紹介する。また、TLD(トップレベルドメイン)のサイバースクワッティングとも言われている Alternate roots 問題をとりあげ、ドメイン名空間分断の危機的状況について説明する。
14:15〜14:25休憩
14:25〜15:15
「不正アクセス事犯の取締り」
警察庁 生活安全局 生活環境課 生活経済対策室 金澤正和
 
平成12年2月に施行された「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」の「不正アクセス行為」、「システム管理者の防御措置」等について説明した上、同法の施行後の不正アクセス事犯の発生状況と警察の取締り状況について説明する。あわせて、実際に被害が生じた場合における警察の対応についても触れる。
15:15〜15:35Coffee break
司会 : 鈴木企画委員
15:35〜16:25
「ネットワークセキュリティと紛争処理」
インターネット弁護士協議会 代表
牧野法律事務所 弁護士 牧野二郎
 
ネットワークセキュリティにおける事故,侵入行為,妨害行為などが発生した場合に,それらに如何に対処するか,という危機対策問題とともに,それに伴う法的責任が問われる時代に入りつつある。踏み台にされ,あるいは不正アクセスされ,自己または第三者の情報を破壊されたとき,管理責任が問われることはないのか。善良な管理者の注意義務とは何か,セキュリティ担当者はどこまで配慮すればいいのか,万が一に備えて,何をしておけばいいのかなど,実務的に検討しておきたい。
16:25〜16:35休憩
16:35〜17:25
「不正アクセスの現状と富士通の取組み」
富士通(株)セキュアシステム推進室 小永吉信
 
不正アクセスはインターネットの普及とともに益々増加の一途をたどっている。 クラッキングの被害も、業種や企業の規模によらず受ける状況となってきている。 これら不正アクセスの現状やトピックスを、政府等の世の中の動向を交え紹介するとともに、不正アクセス対策の考え方や考慮すべきポイント、具体的な対策として、富士通のセキュリティ監視サービスやアタックテストサービスなどの紹介を行う。
17:25〜17:30
まとめ
長谷川企画委員
17:30終了
18:00〜 懇親会 [於:20階ホール]
 
5.定員100名 (受付順先着100名で締切り)
 
6.参加費無料
但し、懇親会参加者のみ、\2,000,- 徴収させて頂きます。
   ※領収証が必要な方は当日受付にお申し出ください。
 
7.申し込み7月23日(月)締切り **受付終了しました。
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