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2009年度 科学技術計算分科会 会合(開催案内)

テーマ:ペタ時代を迎える科学技術計算の取組みと未来像

※ 分科会は終了しました。
※ 資料はニュースレターでご覧ください。

※ SS研、IS研、CS研会員機関の方ならどなたでも参加できます。
※ お申込みフォームへのリンクは 一番下にあります。
印刷用ご案内  回覧・掲示にご利用ください。


日時 2009年11月25日(水)

  • 分科会 13:30〜17:30 (受付 13:00〜)
  • 懇談会 19:30〜21:30
(教育環境分科会と同時開催、合同分科会と連続開催)

場所

クラウンプラザ神戸
〒650-0002 神戸市中央区北野町1丁目1 (TEL:078-291-1121(代))
(JR/神戸市営地下鉄「新神戸駅」直結)

開催趣旨

  近年、ナノサイエンス・材料、ライフサイエンス、気象・防災、環境・エネルギー、原子力、航空・宇宙などにおける大規模科学技術計算ニーズが飛躍的に増大するとともに、民間企業等においても開発のコストの削減、リードタイム短縮を目的としたシミュレーション・解析の実用化が進展し、本格的にペタフロップス級の処理性能を必要とする時代を迎えつつある。しかし、ペタスケール計算機を実用に供するためには、プロセッサやシステム技術だけでなく、並列プログラミングやチューニング、ファイルシステム、ミドルウェア、大規模データのプリポスト処理技術においても、一段のスケールアップや従来以上のブレークスルーが必要となる。
  今回の科学技術計算分科会では、現在最前線で活躍中の先生方をお招きし、GPUの利用やマルチコアCPUを用いた最新のシステム像についてご講演いただく。また、WG報告としてグリッド技術についての動向のまとめと、富士通からの最新のマルチコアCPUを活用した新コンパイラとその期待効果に関する技術報告を予定している。
  夜の懇談会の部では「HPC専用機の未来〜いつまでコモディティを利用しつづけるか」というタイトルで、工学院大の小柳先生をモデレータに、パネリストと会場にご参加の皆様を交えた活発な討論を展開する予定である。

プログラム (敬称略)

13:00- 受付
13:30-13:35 開会あいさつ
13:35-14:30
報告:45分
Q&A:10分
[1] GPUを使った大規模並列N体シミュレーション
長崎大学 濱田剛
予稿:掲載終了
14:30-15:25
報告:45分
Q&A:10分
[2] 3.5世代PCクラスタを中核とする理研RICC:その狙いと現状、今後
理化学研究所 姫野龍太郎
予稿:掲載終了

PCクラスタのこれまでの発展は、第一世代:個人のための高性能計算機システムとして生まれ使われた、数十台から数百台規模の時代、第二世代:多くのユーザーを対象とした高性能計算プラットフォームとなり、数千台の規模での運用に使われるようになった時代、第三世代:要素としてのPCが 2Gのメモリーの制約を超え、マルチコア化し、一万のオーダーとなるコア数のシステムに発展。この第三世代のクラスタに計算用アクセラレータを組み込んで演算性能を高めたシステムを第3.5世代と分類した。理研が8月から運用を開始した RICC(RIKEN Integrated Cluster of Clusters)は 100台の GPGPUボードをアクセラレータとして備え、全体で約9000コアを持つシステムとなっている。次世代スーパーコンピュータの稼働を見据え、そのソフトウェア開発プラットフォームとして万に迫るオーダーでの高並列計算のテスト環境を整備すると共に、価格演算性能比と電力演算性能比の優れたアクセラレータの利用普及を行うことが、このシステムの狙いである。運用状況に関しては現在集計中で、当日報告するとともに、その拡張計画に関しても言及する。

Keyword: PCクラスタ、アクセラレータ、高性能計算、高並列計算、GPGPU

15:25-15:35 デモ展示のご紹介
15:35-16:00 休憩、デモ展示見学
16:00-16:30
報告:25分
Q&A:5分
[3] Grid技術の動向と動作実績 (GridComputing検討WG報告)
神奈川大学 内田啓一郎
予稿:掲載終了

Grid Computing検討WGは2007年から開催された。Grid技術の動向調査と情報共有を行い、NAREGIなどのGrid Middlewareを実際に動作させ、その経験に基づいてGrid技術のあり方を検討した。2009年8月にWGを終了したので、本WGで議論された主な議題についての概要を報告する。

Keyword: GRID Computing、GRID Middleware、NAREGI、認証管理、Cloud Computing

16:30-17:25
報告:45分
Q&A:10分
[4] スーパーコンピュータ向けCPU SPARC64 VIIIfxについて
富士通(株)次世代TC開発本部PAプロジェクト 青木正樹
予稿:掲載終了

9月に開催されたSS研HPCフォーラムでは、富士通のペタスケールコンピューティング向けにた高性能CPU「SPARC64(TM) VIIIfx」について概略を紹介した。今回は、このSPARC64(TM)VIIIfx の性能や機能等を利用者やコンパイラの観点からから更に深堀する。また、CPUの機能を活かしたソフトウェア技術であるハイブリッド並列についても紹介する。

Keyword: 高性能、CPU、コンパイラ、SPARCアーキテクチャ、ハイブリッド並列

17:25-17:30 閉会あいさつ
17:30-19:30 休憩、デモ展示見学、食事、ホテルチェックイン
    *17:25-17:35に、講演者・企画委員による編集会議があります
19:30-21:30 懇談会
テーマ:「HPC専用機の未来 〜いつまでコモディティを利用し続けるか」

モデレータ:工学院大学)小柳義夫
パネリスト:九州大学)青柳睦、NII)三浦謙一、富士通)丸山拓巳

  • 会費 \500 (当日受付にてお支払いください)
  • お申し込み時に参加の有無をお知らせください

お申込み

※ 終了しました

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