※ SS研会員に限らず どなたでもご参加いただける オープンイベントです
※ 印刷用ご案内
10:00- | 受付 |
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10:30-10:35 |
開会あいさつ 青柳 睦 (九州大学情報基盤研究開発センター) |
10:35-10:40 |
SS研会長あいさつ 村上和彰 (九州大学情報基盤研究開発センター) |
10:40-11:45 紹介:5分 報告:50分 Q&A:10分 |
[1] 海外招待講演「High-Productivity Languages for Peta-scale Computing」 Dr.Hans Zima Principal Scientist, Jet Propulsion Laboratory, California Institute of Technology, Professor Emeritus, University of Vienna, Austria
High performance computing has become the third pillar of science and technology, providing the superior computational capability required for dramatic advances in fields such as DNA analysis, drug design and astrophysics. However, in today's dominating programming paradigm users wanting to fully exploit the capabilities of parallel machines are forced to adopt a low-level programming style that leads to high-cost software production and error-prone programs that are difficult to write, reuse, and maintain. Emerging petascale architectures built with many-core components providing millions of threads, and applications of growing size and complexity will further aggravate this problem. ...and more |
11:45-12:45 報告:50分 Q&A:10分 |
[2] アプリケーションとアーキテクチャ 工学院大学 小柳義夫
コンピュータのアーキテクチャとアプリケーションがどのような相互作用を行って来たかについて総括する。最初の電子式自動計算機ENIACは、弾頭計算という特定のアプリのために製作されたが、多くの目的のために利用された。1964年のIBM 360シリーズの発表以来「汎用コンピュータ」がコンピュータ設計の基本原理とされ、どのようなアプリケーションにも対応できるという幻想を振りまいた。1976年のCray-1を嚆矢とするスーパーコンピュータの出現は、科学技術計算を目的としたコンピュータの意義を確認させた。その後、マイクロプロセッサの高速化と低価格化により「汎用チップを用いた専用計算機」が可能になったが、マルチコア化のためにデータ転送がボトルネックになりつつある。与えられたコンピュータシステムでいかに速く計算するかという努力は重要であるが、新しいコンピュータはアプリケーション(複数)を想定して設計するべきである。何にでも速いコンピュータを作るという目標では設計上の判断ができず中途半端なものになってしまうであろう。 |
12:45-14:00 | 昼食 |
14:00-15:00 報告:50分 Q&A:10分 |
[3] ペタスケールシステムへの並列プログラミング言語の課題 -並列言語検討会からの中間報告- 筑波大学 計算科学研究センター 佐藤三久
今後の科学技術アプリケーションの大規模化、超並列化、及び高性能化の要求に対応するためには、並列化アプリケーション・プログラムの開発は必須であるが、現在はメッセージ通信ライブラリ(MPI)による非常にプリミティブな並列プログラミングが主流となっており、その低い生産性及びプログラム並列化の高コスト化が問題になっている。ペタスケールシステムとなる次世代スーパーコンピュータをはじめとするこれからのHPCシステムは超並列システムとなることから、アプリケーションを容易に開発するための並列プログラミング言語が必須であるとの認識に立ち、現在、検討会を立ち上げ議論を行っている。本発表ではHPC向けの並列プログラミング言語の動向を俯瞰し、検討会での議論の中間報告を行う。 |
15:00-16:00 報告:50分 Q&A:10分 |
[4] 次世代HPCにおける大規模データの可視化環境 理化学研究所 小野謙二
超並列計算機が生み出す大規模なデータは、それを効率的に扱うこと自体がチャレンジングな課題であり、ポスト処理はこれまで以上に解析のボトルネックになる。可視化プロセスはシミュレータとは異なり、各ユーザ毎の多様な作業シナリオが存在する。このため、可視化システムは作業者の主観的な側面が強く現れ、機能性とともにユーザビリティが重要視される点が特徴的である。本講演では、大規模なデータを効率よく扱う上での問題点と要素技術について概要を述べるとともに、現在設計を進めている大規模可視化システムの開発について報告する。 |
16:00-16:15 | 休憩 |
16:15-17:15 報告:50分 Q&A:10分 |
[5] 富士通のペタスケールコンピューティングに向けての取り組み 富士通(株)次世代テクニカルコンピューティング開発本部 追永勇次
富士通はペタスケール級次世代スパコンの先行システムである「FX1」を今年4Qより投入する。その中で、次世代へ繋がるアーキテクチャとして取り入れた、マルチコア新技術や高機能 スイッチの実測結果を示し、さらに、次世代スパコンへの取り組みについて、報告する。 |
17:15-17:20 |
閉会あいさつ 水本好彦 (国立天文台データセンター) |
17:20-17:40 |
休憩 *講演者、企画委員による編集会議があります |
17:40-19:00 |
懇親パーティ(会費:\500)
#お飲み物とおつまみの簡易パーティです。お気軽にどうぞ。 |