Scientific System研究会Home 科学技術計算分科会 〜2003年度 第1回会合プログラム〜   
科学技術計算分科会TOPに戻る

変わりゆく可視化技術/HPC2500
SS研会員機関の方ならどなたでも参加出来ます。
 
1.日時2003年 8月22日(金) 13:15〜18:10 (受付開始 12:45)
2003年8/22懇親会 18:30〜19:30 (懇親会費 1,000円)>
 
2.場所富士通(株)汐留シティセンター 24階 大会議室 map
 
3.開催趣旨 並列化技術の適用などにより、大規模な可視化や、VR,立体視等の高度な可視化が急速に身近になりつつある。また、PCクラスタ等の登場でこのようなシステムが比較的安価に構築できる環境も整ってきた。
第1回会合ではハード、ソフトの両面からこれら最新の可視化技術の動向を議論する。
あわせて、会員の関心が高い最新HPCサーバについて、会員からの性能評価報告、および 富士通からの詳細情報を受け、議論を行う。

4.プログラム
(敬称略) 
12:45〜13:15受付
司会: 野田企画委員
13:15〜13:20
開催主旨
藤井企画委員
13:20〜14:25

報告:50分
Q&A:15分
可視化のいろは
東洋大学工学部コンピュテーショナル情報工学科 田村 善昭

 数値解析の可視化は約40年の歴史があるが、コンピュータグラフィックス(CG)が発達した80年代以降、急速に進歩し、特にこの10年はPCの高性能化と低価格化によって広く用いられるようになった。このような背景を踏まえ、まず可視化とCGの歴史を概観し、CGの基礎や可視化の実例を示す。また、可視化への応用が期待されているバーチャルリアリティ(VR)の利用についても紹介する。
14:25〜15:30

報告:50分
Q&A:15分
可視化環境の変化と現状
(株)ケイ・ジー・ティー 宮地 英生

 (株)ケイ・ジー・ティーでは1990年から汎用可視化ソフトウエアAVSを富士通(株)のご支援を受け国内に普及させてきた。この間、環境変化に応じてバージョンアップや関連製品の開発が行われてきた。ここでは、その歴史を振り返りながら、この15年の可視化を取り巻く環境の変化とAVS開発の経過を説明し、最近の課題として「大規模データの取り扱い」と「表示精度の問題」を取り上げる。その解決方法の1つとして並列可視化システムAVS/Express Parallel Cluster Editionについて紹介する。
15:30〜16:10

報告:30分
Q&A:10分
VisLinkの現状と今後
富士通(株) 先端科学ソリューション本部 計算科学技術センター 森屋 光弘

 計算プログラムと可視化ソフトAVSを連携しリアルタイム可視化を実現させたVisLinkの狙いとその後の展開を考察し、今後のVisLinkのあり方を概観する。
16:10〜16:30休憩
司会: 金澤企画委員
16:30〜17:35

報告:50分
Q&A:15分
PRIMEPOWER HPC2500によるポスト数値風洞システムの構築とその性能概要
航空宇宙技術研究所 松尾 裕一

 航技研では、昨年10月より富士通製PRIMEPOWER HPC2500によるポスト数値風洞システムを本格稼働させた。航技研では、1987年より、スーパーコンピュータの計算パワーを利用して計算流体力学CFD(Computational Fluid Dynamics:計算流体力学 )に代表される数値シミュレーション技術の研究開発を行うプロジェクト(数値シミュレータプロジェクト)を推進しているが、今回のシステムは、VPPシリーズの先駆けとなった旧数値風洞システムに代わる第3世代数値シミュレータの中核マシンとして導入されたものである。ここでは、旧システムからの移行や比較を交えたシステム構築に係わる全般論と、今日までに実施した性能測定の結果概要について報告する。
17:35〜18:05

報告:20分
Q&A:10分
HPC2500の現状と今後の計画
富士通(株) ソフトウェア事業本部 開発技術統括部 青木 正樹

 分散メモリ・ベクトルアーキのスーパーコンピュータVPPシリーズの後継機として、世界最高の理論ピーク性能と、拡張性をもつ、大規模並列スカラ型スーパーコンピュータ「PRIMEPOWER HPC2500」は、平成14年8月より販売を開始し、航空宇宙技術研究所殿をはじめ多くのセンターで導入されている。
 本報告では、航空宇宙技術研究所殿のご報告を受け、PRIMEPOWER HPC2500の現状と今後のエンハンス計画を、ソフトウェアを中心に紹介する。

18:05〜18:10
まとめ
藤井企画委員
18:10終了
18:30〜19:30懇親会 (参加費:1,000円)
 
5.参加費無料
但し、懇親会参加費(希望者)のみ \1,000,- 徴収させて頂きます。
 
6.申し込み**受付終了しました**
 
7.補足
(懇親会)
当初、懇親会の開催は企画しておりませんでしたが、急遽開催させていただく運びとなりました。缶ビールと乾き物程度の簡単な懇親会です。会場は同じ 大会議室です。ぜひご参加ください。
 
 
科学技術計算分科会TOPに戻る