14:30〜14:35 |
- 開催趣旨
- 金澤企画委員
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14:35〜15:20
報告:35分 Q&A:10分 |
- 「Bファクトリー計算機システム運用事例報告」
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高エネルギー加速器研究機構計算科学センター 真鍋 篤
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- 高エネルギー加速器研究機構 Belle 実験グループは、今夏B中間子の崩壊においてCP(荷電・パリティー)対称性が破れていることを実験的に証明しました。この実験の解析を行った計算機システムは今年初頭に更新をおこないました。この更新は予算が減される一方、実験が佳境に入っていることから実験グループより10倍の性能と停止から稼働まで2週間でのシステム入れ替えを要求されるなど難しいものでした。また、実験の競争相手である米国 BarBar実験の計算環境、システム構築のフィロソフィーの違いなども含めて、導入運用経験をお話したいとおもいます。
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15:20〜16:10
報告:40分 Q&A:10分 |
- 「大規模PCクラスタ構築経験」
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新情報処理開発機構 石川 裕
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- 新情報処理開発機構では、1995年以来、スパコン並の性能を引き出すクラスタのためのシステムソフトウエアであるSCoreの開発を行なっている。最近、クラスタ構築が花盛りになったが、大規模クラスタを構築した時に期待通りの性能が引き出せるのか、システムが安定して稼働するのか、など未知の世界であった。ユーザに対して、大規模クラスタ実現の先鞭をつけると共に今後の並列処理市場を牽引することを目的に、本年春、1,024プロセッサを有するクラスタであるSCore IIIを開発した。本発表では、SCoreソフトウエアの紹介と、我々の経験を基に大規模PCクラスタ構築時の注意点について述べる。
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16:10〜16:25 | 休憩 |
16:25〜17:00
報告:25分 Q&A:10分 |
- 「スカラ並列技術WG報告」
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日本原子力研究所 福田 正大
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- スカラ並列技術WGは昨年度から開催されているものである。WGでは参加機関の具体的なプログラムを対象にSMP上での処理性能を評価し、性能改善を図るためのプログラム改善策を検討し、SMP上の並列プログラミングのノウハウとすることを目的としている。本日はこれまでに検討対象としたプログラムについて、その検討結果を紹介する。
「評価」についての普通の理解は上記のようなものと思われるが、評価にはまた違った側面があることを示す一例があったのでこれについても紹介する。
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17:00〜17:55
報告:45分 Q&A:10分 |
- 「次期HPCサーバへの取り組み 〜言語処理系を中心に〜」
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富士通(株)ソフトウェア事業本部開発企画統括部 青木 正樹
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- 来春出荷予定の Parallelnavi V2は、VPPシリーズの後継となる次期HPCサーバ向けの HPCソフトウェア製品の中核を成す製品である。ここに含まれる言語処理システムは、次期HPCサーバのハードウェアの特徴である高性能プロセッサ、および大規模スカラSMPの性能を最大限に引き出すためのプログラム開発環境を提供していく。
- ここでは、現行スカラSMPシステムで取り組んだ大規模SMPシステム向け機能の評価および、次期HPCサーバに向けての言語処理システムの高速化への取り組みについて紹介する。
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17:55〜18:00 |
- まとめ
- 金澤企画委員
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18:00 | 終了 |
18:00〜 |
夕食 |
19:30〜21:30 |
- 分科会等懇談会
- テーマ:
「GRIDコンピューティングは役にたつか」
テーマ変更:「分散コンピューティング VS 集中コンピューティング」*
コーディネータ:姫野企画委員
*:当日、テーマを変更し開催しました。
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