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2. 測定した計算機とプログラム

 測定した計算機の1CPU あたりの理論最大性能を表1 に示す。GP7000 のflops 値は公表されていないが、マシンサイクル等から推定した。GP7000 は64 個のCPU が64GB の主記憶を共有しているが、1CPU の場合と8CPU 並列処理の場合とを測定した。SR8000 は128 ノードで構成され、ノード間は分散メモリ型である。各ノードはメモリを共有する8CPU で構成されている。SR8000 においても1CPU と8CPU 並列の場合を測定した。ベクトル計算機との比較のためFujitsuVPP5000 ( 以下、VPP5000 とよぶ) の1CPU の処理性能も測定した。
 表2 に測定したプログラムの概要を示す。これらのプログラムはベクトル計算機上で開発されたものであるが、スカラ計算機の並列処理にも比較的適しており、台数効果が期待できると考えて選択した。


表1:測定した計算機の1CPU あたりの理論最大性能



表2:測定プログラム



表3:自動並列化/ 自動ベクトル化されたループ数



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