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スライド 13 / 22

Notes:

 次にディスクアレイ装置GR720の新機能であるOPC(One Point Copy)機能と、OPCをサポートするSystemWalker/StorageMGRによる高速バックアップソリューションを説明する。
 バックアップの手順は以下のとおりである。なお、バックアップ単位は論理ボリュームまたはディスクパーティションである。
a) StorageMGRにより、あらかじめGR720に対し、運用ディスクとそれに対応するバックアップ用ディスクを定義。
b) バックアップの前に、OSでキャッシュしているデータの内容を運用ディスクに反映するためにunmountを行い、StorageMGRがOPCコマンドを発行。
c) 運用を継続する場合は再mountを行う。
 以上の手順によりOPCが発行された時点で、対象の論理ボリューム、あるいはディスクパーティションのバックアップが保証される。実際にはOPCが発行された時点からGR720がそのファームウェアにより、運用ディスクの内容をあらかじめ定義されたバックアップディスクに空き時間を利用して順次コピーを行う。運用アプリケーションから運用ディスクに対してデータ更新の要求があれば、GR720はOPC発行時点の該当データをバックアップ用ディスクにコピーしてから、運用ディスクのデータ更新を行う。これにより、OPC発行後一定時間経過後に実際のバックアップが完成するが、論理的にはOPC発行時点でバックアップは完了している。


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