ｽﾗｲﾄﾞ 11 / 22

　SafeFILE/Globalは複数の計算サーバから、一つのファイルの同時共用を可能とする共用ファイルシステムである。SafeFILEを開発のベースとし、SolarisのUFS互換のAPIによる複数サーバの同時共用で、データの一貫性はファイルシステムが保証する。各サーバからのデータアクセスはSAN環境に適合しており、LANを経由せずFC経由で直接にDiskをアクセスする。ファイルシステムを共用している一つのサーバがダウンしても、他のサーバによるファイルアクセスには影響を与えない高可用性を備えている。
　SafeFILEとSafeFILE/Globalでは、データ部の構造は共通であり、SafeFILEからの移行はメタデータを変換するだけであり、そのためのコマンドを提供し、容易な移行を実現する計画である。
　SafeFILE/Globalは論理的には最大32のサーバによる共用を可能としているが、実用上の限界はシステム構成と使い方に大いに依存する。これについては今後実績と経験を積んで情報を提供していきたい。