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2.WWSiteシリーズの目的と機能概要

 WWSite(Web Work Site)シリーズは、前述した要求をWWW(World Wide Web)技術を活用して実現するものである。すなわち、Webが持つ「使い易さ」や「統一した操作性」をR&D分野の計算機利用環境や運用環境に適用したものである。WWSiteシリーズによって、計算機の利用や運用監視がより使い易いものとなり、利用者や運用管理者の負担を軽減できる。さらに、スパコン利用者をPCユーザにまで拡げることができる。
 WWSite シリーズには、以下の製品がある[1]。
− WWSite JE (Job Entry):
 計算機の一般利用者向け機能(プログラムの作成、翻訳、実行等)を実現している。
− WWSite SC (System Control):
 計算機の運用管理を実現している。
− WWSite PM (Product Manager):
 WWSiteシリーズ共通基盤として複数の計算機に対する接続処理(ユーザ認証)を行う。
 Webブラウザで参照可能な、HTML形式のマニュアルを提供している。
 また、WWSite JEをベースにSEが顧客の要求に応じてユーザインタフェースのカスタマイズを行うサービスとして、R&DサーバWWSite構築サービス がある。

2.1 WWSiteシリーズの全体像

 WWSiteシリーズの全体像は、図2のようになっている。
 WWSiteシリーズの中核はPMであり、PMから各製品(JE, SC)を呼び出す構成となる。すなわち、PMはWWSiteシリーズの共通基盤として、ユーザ認証や計算サーバへの接続処理を行い、各製品との連携機能もサポートしている。JEは、計算サーバ上の開発環境をサポートしている。SCは、計算サーバ上の運用環境をサポートしている。
 WWSiteシリーズを取り巻く環境は、一方に計算サーバ、他方にWWWブラウザを配置した構成となる。 


図2 WWSiteシリーズの全体像


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