各種センサーが安価に入手可能になり、高性能な画像入出力装置が普及してきている。画像入力装置であるデジタルカメラなどの普及によりインターネット上には膨大な画像データが蓄積されている。この画像データはDeepLearningにおける目の役割を果たしており、生物が目を獲得したことにより起きたカンブリア爆発と類似な爆発的な発展が起こるとも考えられている。また、画像出力装置であるヘッドマウントディスプレイなどの出現によりVR/ARブームがきており、テクニカルキーワードとして浸透しているだけでなく機械が新しい表現方法を獲得しつつある。
そこで、今年度の合同分科会は、今の計算機の視覚や認知を、ヒトの視覚や認知と比べることを目的に、「視覚」という切り口で、様々な分野での話題を提供してもらうこととした。題して「ヒトの目、キカイの目」。楽しんで頂ければ幸いです。