Scientific System研究会Home研究教育環境分科会 〜第2回会合プログラム〜   
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デジタルキャンパスの実現へ向けて−研究教育への応用−
 
1.日時2001年10月31日(水) 14:30〜18:00 (19:30〜懇談会)
合同分科会の分科会セッションとして開催
 
2.場所神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ
 
3.開催趣旨 18歳人口の減少と相まって、大学全入時代が目前に迫っている。また、初等中等教育の学習指導要項が軽減されたこともあって、学生が意欲を持って、自ら学習しようとする環境を再構築することが望まれている。
平成13年度は「デジタルキャンパス」というコンセプトの名の下に、学生が自ら意欲を持って学習する環境を築き上げるには如何にすべきか、学生、教官/教員、職員の目から要件を整理し、基盤となる技術や先進的な取組みについての事例研究を通じて将来像を検討していく。
第2回会合は、第1回会合で提起されたデジタルキャンパス構築に向けた要件を踏まえて、富士通からデジタルキャンパスの具体化に関する報告を受ける。
また、大学からはディジタル化された研究教育環境の先進事例を2件報告いただき、その将来像を探っていく。
懇談会は、テーマをe-learningに絞り、会合での事例報告と合わせて、更に議論を深めていきたい。
 
4.プログラム(敬称略)
司会 : 山本企画委員
14:30〜14:35
開催趣旨
土田企画委員(関西大学情報処理センター)
14:35〜15:25

報告:40分
Q&A:10分
「富士通が考えるデジタルキャンパスソリューション」
富士通(株)システムインテグレーション事業本部
第三システムインテグレーション事業部大学システム部
担当部長 芦田 豊実
川村 賢司
まず、富士通が考えるデジタルキャンパスソリューション「@Campus」についてそのコンセプト概要を説明し、次に、そのコンセプトに基づいて開発されたソリューション商品の一つである「WebCampus」の適用事例(関東学院大学殿)について報告する。「WebCampus」は、大学における各種情報の共有、学生/教職員を中心としたコミュニケーションの円滑化、活性化を狙いとしている。現在、大学から提供される各種情報の検索や、学内で発生するさまざまな申請業務等、全てのサービスをWebに集約することを目指し、機能を拡大中である。
15:25〜16:15

報告:40分
Q&A:10分
「WebCTの現状と高等教育用情報基盤の今後」
名古屋大学情報メディア教育センター 助手 梶田将司
現在、アメリカ合衆国・カナダの高等教育機関において利用が広がっているWebCTは、遠隔教育用のWBT(Web Based Training)システムとして利用されているだけでなく、オンキャンパス教育の中心である通常の講義において、講義時間外の学習環境を学生に提供するためのe-Learning プラットフォームとしても利用されている。本チュートリアルでは、まず、WebCTの北米での現状について述べるとともに、名古屋大学における日本語化状況、及び、IMS/SCORMによる標準化動向について述べる。また、WebCTの動きを通じて見えてくる北米の高等教育機関における動向として、(1)各大学の学務情報システムとの連携、(2)各大学の教育研究活動をサポートするキャンパスポータルとの連携、を紹介し、高等教育機関において実現されるべき教育用情報基盤の将来像を概観する。21世紀初頭に高等教育現場で必要になる情報通信技術はすでに我々の手元にある。それらを各大学の事情に合わせて統合・実現し、支援体制を整え、実際の教育現場で活用できるかが、21世紀初頭に予想される「高等教育・専門教育の大競争時代」に各大学が勝ち残るための重要なポイントになるであろう。
16:15〜16:30
休憩
司会 : 坂口企画委員
16:30〜17:50

報告:60分
Q&A:20分
「知識創造キャンパスの実現」
北陸先端科学技術大学院大学知識科学教育研究センター
助教授 山下 邦弘
センター長 國藤 進
北陸先端科学技術大学院大学知識科学教育研究センターでは理想的な学内デジタルキャンパスの実現に向けて、知識科学研究科の建物内で「いつでも、どこでも、誰でも」知識創造にトライできる環境「知識創造環境第1版」を昨年末に構築した。本講演では、無線LANによる電子掲示板、赤外線による位置情報検出、PDPによるhere and nowインタフェース等を中心とする知識創造支援ツールの現状について紹介する。
17:50〜18:00
まとめ
土田企画委員
18:00〜19:30
夕食・休憩
分科会等懇談会
司会 : 矢島企画委員
19:30〜21:30 テーマ:e-learning
 
5.その他費用詳細,宿泊手配など
 

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